kan-haru blog 2015 駅舎付近のジオラマ風景
< 総合INDEX
世界最大級のジオラマ
原鉄道模型博物館多目的ルームでの「模型で綴る京急車輛史」を見て進むと、原鉄道模型博物館目玉の1番ゲージの蒸気・電気・トロリーの軌道が走る世界最大級のジオラマが展示されている「いちばんテツモパーク」です。
原鉄道模型展示の各種ゲージサイズ
その突き当りの入口には、いちばんテツモパークの引込み線が入っている、修理などを行う車輛工房があります。また、テツモパークに入って右側には、原模型工房が再現してあります。
模型修理の車輛工房と再現の原模型工房 (左:模型修理の車輛工房、右:再現の原模型工房)
「いちばんテツモパークジオラマ」は、一周が約70mで線路数が6本あり、総延長は約450mもあり、面積が約310㎡の世界最大級のジオラマです。
いちばんテツモパークジオラマ路線図
「いちばんテツモパークジオラマ」入口からジオラマの左端を見ると、さすが世界最大級だけあって先が見渡せません。
入口から見たいちばんテツモパークジオラマ前景
一般的な鉄道模型のレールや車輪には、加工しやすい真鍮(銅と亜鉛の合金)などの素材が用いられますが、原鉄道模型博物館のジオラマの模型は、架線から電気をとり、鉄のレールと鉄の車輪で走行しています。これにより原氏は鉄道模型で、列車が加速した後にモーターを切り、加速で得た惰性の力のみで走行する惰力走行を実現した先駆者であり、コントローラーの電気をオフにしても走り続けることが可能になり、モーターの音が消え車輪がカタンカタンとレールを叩く音だけが響きます。さらに、一般的な鉄道模型ではレールから電気を取り込んで走りますが、原氏の模型は架線からパンタグラフで電気を取り込み、パンタグラフが架線の高さに応じて伸縮したりするなど、本物さながらの姿を見ることができます。
ジオラマ模型は架線から電気をとり、鉄のレールと鉄の車輪で走行します
入口から進むと風景は山間地から、町あかりが見えて来て、駅が近ずくようです。
風景は山間地から街っへと変わります (左:風景は山間地を抜けようとしています、右:ジオラマは山間地から街へと進む)
駅舎はヨーロッパをイメージし、フランスのリヨン駅を模したのかと思います。
ヨーロッパをイメージした駅舎(左・右:リヨン駅をイメージした駅舎)
< 総合INDEX へ
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(9月INDEXへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2014~2015年版、2013年版、2012年版、2011年版、2010年版、2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 原鉄道模型博物館2部 原信太郎が愛した京急を博物館に2回にわたり出かけて見るその4
次回 イベント 原鉄道模型博物館3部 一番ゲージの鉄道模型が走行する世界最大級ジオラマその2