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kan-haru blog 2015 ブルーリボン賞の京急2000形
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京急1000形
旧1000形(1959年)電車は、都営地下鉄1号線に乗り入れることになり、「1号線直通車輛規格」により、1959年(昭和34年)から1968年の20年間にわたって、356輌の製造が続けられた京急の代表車輛です。車体長が18m、3扉ロングシートの2両ユニットの全電動車方式で、地下鉄線内各停運転と京急線内特急運転の高速運転の高性能を備えています。
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・新1000形電車
新1000形電車は、2002年(平成14年)に営業運転を開始した通勤形の電車で、2006年までの製造車はアルミ軽合金製塗装車体、2007年以降はステンレス製無塗装車体となり、「1号線直通車両規格」に基づいた、全長18 m、片側3扉の車両で、8両編成20本、6両編成5本、4両編成23本の計282両が在籍して、京急で最大車両数の形式の電車です。アルミ軽合金製車体は64輌製造され、赤い車体に、窓周りは白塗装で、座席は扉間が脚台をなくした片持ち式ロングシート、車端部が補助いす付きのクロスシート席です。ステンレス製車輌は京急初の軽量ステンレス製車体で、車体側面には京急のイメージカラーを踏襲した赤と白のカラーフィルムが貼り付けされ、前頭部は普通鋼製で、従来車同様赤く塗装されています。座席はオールロングシート車になりました。
京急新1000形電車(左:アルミ軽合金製塗装車、右:軽量ステンレス製車)
2014年5月からは、「新1000形電車1編成を、京急の電動貨車の塗装をイメージした黄色に塗装された電車の、「しあわせの黄色い電車KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」が運行しています。
「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」
・京急1500形電車
京急1500形電車は、1985年(昭和60年)に営業運転を開始した通勤形電車で、1000形の置き換え用として開発された東京都交通局(都営地下鉄)浅草線・京成電鉄・北総開発鉄道(現・北総鉄道)乗り入れ対応車両で、車内座席はオールロングシート構成とし、1993年(平成5年)までに166両が製造されました。車体は1985と1986年製の20両は普通鋼製、1988年製以降の車両はアルミ合金製車体が採用され、車体外板塗色は赤、窓下に幅150 mmの白帯を引いた京急標準の電車です。
京急1500形電車(左:鋼製車体1985年3月、右:アルミ合金製車体1988年8月)
・京急2000形電車
京急2000形電車は、1982年(昭和57年)に営業運転を開始した電車で、主として快速特急用として両開き2扉の全クロスシート車として車体外板は赤、窓回りをアイボリー塗装色で設計され、1983年に鉄道友の会が選定したブルーリボン賞を受賞しました。1987年(昭和62年)にかけて72両が製造されました。快速特急とした運用された後、後継の2100形が登場したのに伴い、2000年(平成12年)にかけて3扉ロングシートに改造して、ラッシュ時中心に使用することになりました。ロングシート化された2000形改造電車は、1000形や700形の運用を置き換えて、通勤形車両に格下げ改造されました。
京急2000形電車 (左:2扉時代の2000形1995年7月、右:3扉改造の2000形電車)
・京急2100形電車
京急2100形電車は、2000形の後継車として1998年(平成10年)に営業運転を開始した電車で、2000年(平成12年)にかけて8輌編成80両が製造されています。
京急2100形電車(←ここをクリックで拡大)
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