フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

長生きは

2012-11-02 21:20:47 | 日常雑感
 長生きをすると、認知症になる確率が高くなるのは当然であるが、
寂しく悲しいことである。
認知症になっても、その人の性格は残ると言われるが、それがまた悲しい。
M氏の見舞いに行く。ゆるゆるの顔が、少しだけ締まってきた。
名前は出てこないが、やっと私の存在を認めて頂いたようである。
言語を司る部分が、侵されたようである。リハビリーが始まっている。
A4の紙に、日付、名前住所を書き、手本を見て物質の名前を書いて練習している。
手本には、上の方に物質の絵を描き、その下に名前が書いてある。
例えば、「柿の絵」を描いて、その下に「柿」と書いてある。
その柿と言う字を、真似て書きながら、勉強している。
小学校1年生で習うと同じである。

 祭りの餅を持って、老夫婦の家に行く。毎年この時期に訪れるだけの関係である。
老婦人が座っておられたが、昨年と違って、ゆるゆるの顔であった。
話している間に認知症と分かる。
「昭和2年生まれだから、そろそろ78か79になる。歳を取ったものだ」とのことである。
寒いから中に入ってくださいと言って、早々においとました。

 薔薇も終わりになるけど、何度も登場するピースではあるが、やはり見事であるので今日もパチリ。

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