28日、29日は、報恩講法要が営まれた。親鸞聖人のご命日である。
今回のご講師は、心理学も勉強され、得度もされているとのことである。
寺の住職とカウンセラーの両方の仕事をし、さらに新婚ほやほやの若人である。
解りやすく面白い話であった。それでも宗教の話は、一度聞いたぐらいで理解できる内容ではない。
筆記をしないとすぐに忘れる。覚えている断片だけを書いてみる。
だから「聴聞」が必要となる。一度聞いて覚えるならば、聴聞はいらない。
自分自身のライフラインを作る。横軸に年齢、縦軸に幸福度(満足度)を取る。
各自グラフのカーブは違う。大きなうねりを持つ人、平坦なカーブの人等々いろいろである。
自分は幸福の絶頂から不幸の谷底に落ち、身動き取れなくなったと感じても、
それを第三者から眺めると、激しいカーブには見えないであろう。
人間は、自分の経験から外の世界に出ることはできない。自分の経験内でしか考えない
しかし、仏の世界から眺めると、絶頂も谷底もほとんど同じである。
人間の世界の幸・不幸には、大きな差はない。