午後娘に誘われて買い物に行く。明日からの旅行に散財をすることは分かっているので、
今回は出費を抑えようと考え、財布は持参しないことにした。
すると、ズボン売り場に行き、冬用の温かいズボンが要るのだから買ったらと勧める。
ご厚意に甘えて1着買い物かごに入れる。するともう1着買っといたらとの言葉。
シューズ売り場に行くと、同じ靴だけを履いていると傷みも激しいから、
もう一つ購入して代わる代わる履いたら良いとのことで、娘に大散財をさせてしまった。
チョット肩身が狭い。年金が入ったら女子会でもしよう。
ズボンのサイズを確かめるため試着をした。
試着室で、ズボンを試着する時、片足立ち出来ないので時間が掛る。
ヨロヨロしてなかなか試着できない。全身写しの鏡に、容赦なく自分の姿が映る。
歳を取ったおばあさんの姿が映る。娘もその姿を観ているはずである。
余りにも哀れな姿に、つい優しい心が出たのであろう。
自分ではどこも悪い所もなく元気だと豪語しているが・・・・。