「 辻井伸行 音楽と絵画コンサート」と題名されていた。
ピアノと同時に、スクリーンに絵画が映し出された。
ピアノの旋律と映し出される絵画とのコラボレーションを狙った演奏会である。
ピアノの音が澄んでいる。高音も耳に刺さるようではなく、鐘の鳴る様な音に聞こえる。
絵画は、クリムトの接吻、モネの睡蓮、ドガの踊り子、ルノワールの帽子の女、葛飾北斎の富獄等々であった。
映し出される絵画も工夫されいる。
鷲の絵は、スクリーンに映し出された鷲の口が、だんだんと全容を現わし、
ピアノ演奏をしている辻井氏を今にも襲うのではないかと思うような演出もあった。
「ラヴェル 水の戯れ」の演奏が始まると、モネの「睡蓮の池」が映し出された。
19時~21時までの2時間、耳と目を使って楽しませて頂いた。