おばちゃん・おばあちゃん総勢約200名が、バス4台を連ねて大久野島に日帰りで旅行。
大久野島は、毒ガスの島・地図から消された島として知られている。
毒ガス工場は、昭和4年に設立され、終戦の昭和20年米軍により破壊された。
日本の負の遺産・恥部を認識するためにも「毒ガス資料館」は観たいと思い立ち寄る。
地図から大久野島を抹殺してまで、毒ガスを作りそれを使用したとは驚きであると同時に、
そこに働いていた人々の人生も抹殺されたに等しい。
沢山の穴兎が自生しているが、もとはモルモットしての兎が、
終戦後そのまま置き去りにされただけのことである。
船から降りるとすぐに迎えてくれるのは、穴兎たちである。
キャベツやニンジンを与えると、時には奪い合いをしなら食べる。
休暇村宿舎の周りには、沢山の穴を掘って兎たちが遊んでいる。
現在は平和な風景である。