通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

霞始靆~七十二候~

2015年02月24日 | 季節の話題
霞始靆

霞がたなびき始めるころ

七十二候






今日は、七十二候のひとつ

「霞始靆(かすみはじめてたなびく。2015年2月24日~28日)」。

霞がたなびき始めるころ。





春になると大気中に水滴や細かな塵(ちり)が増えて、

霧(きり)や靄(もや)がかかり、遠くの景色がぼやけて見える。

これを「霞(かすみ)」というんじゃの。





ほいじゃが、「霞(かすみ)」も「霧」も同じ現象。

それを「春立つ霞」「秋立つ霧」という言葉があるように、

「霞」は春の季語、「霧」は秋の季語と、

それぞれ呼び分けとるだけなんじゃ。





さらに、春の日中に「霞」と呼んどったのが、

夜になると「朧(おぼろ)」になる。





♪さながら霞める 朧月夜(おぼろづきよ)

『朧月夜』(作曲:岡野貞一、作詞:高野辰之)






同じ現象でも、季節ごと、時間ごとに

使う言葉が違う。

日本語いうのは奥深いのう。





ところが、「霞」という言葉は、

気象用語では使われとらん。





気象庁では、

視程(してい。ものの輪郭がはっきり識別できる距離)によって

次の3つの言葉が用いられとるそうじゃ。





霧…微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態。

濃霧…視程が陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧。

靄…微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態。





↓霧・濃霧・靄については、こちら↓

「霧や視程に関する用語 天気予報等で用いる用語」気象庁





ほいじゃあ、またの。
コメント
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