づえる
土砂崩れ
広島弁
土砂が崩れることを、
中国・四国地方では「つえる」といい、
濁音化した「づえる」でも使う。
もとは、山や堤が崩れる意味の
「潰える(つえる)」からきとるようじゃ。
「ねきの山がづえるかしれん」〈備後〉
(=そばの山がくずれるかもしれない)
とか、
「あそこ、づえたけぇの」〈安芸〉
(=あそこが崩れたからね)
という具合に使う。
似た言葉に、がけ崩れを意味する
「つい」もあるんじゃの。
【参考文献】
(「づえる」「ツイ受けと客受けは損」『広島県大百科事典 下』中国新聞社 1982年)
昨年の8月に起こった広島土砂災害。
そのとき、この言葉を知った。
単に「知った」だけでなく、
土石流の起こった現場へ行って、見て
この言葉を「実感」することができたような気がする。
なぜ、「づえる(つえる)」という言葉が生まれ
今日まで生き残り、
そして、これから語り継いでいかなければならないかが。
昨日(2015年2月20日)で、災害発生から半年。
被災された方々のご冥福と、
一日も早い復興を祈っとります。
ほいじゃあ、またの。
土砂崩れ
広島弁
土砂が崩れることを、
中国・四国地方では「つえる」といい、
濁音化した「づえる」でも使う。
もとは、山や堤が崩れる意味の
「潰える(つえる)」からきとるようじゃ。
「ねきの山がづえるかしれん」〈備後〉
(=そばの山がくずれるかもしれない)
とか、
「あそこ、づえたけぇの」〈安芸〉
(=あそこが崩れたからね)
という具合に使う。
似た言葉に、がけ崩れを意味する
「つい」もあるんじゃの。
【参考文献】
(「づえる」「ツイ受けと客受けは損」『広島県大百科事典 下』中国新聞社 1982年)
昨年の8月に起こった広島土砂災害。
そのとき、この言葉を知った。
単に「知った」だけでなく、
土石流の起こった現場へ行って、見て
この言葉を「実感」することができたような気がする。
なぜ、「づえる(つえる)」という言葉が生まれ
今日まで生き残り、
そして、これから語り継いでいかなければならないかが。
昨日(2015年2月20日)で、災害発生から半年。
被災された方々のご冥福と、
一日も早い復興を祈っとります。
ほいじゃあ、またの。