通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

原爆の図

2015年02月08日 | 広島の話題
原爆の図

丸木位里・俊夫妻

ワシントンで展示






今から65年前、原子爆弾が広島に投下されて5年後の1950年2月8日、

画家の故丸木位里(まるき いり)・俊(とし)夫妻が、

原爆の図 第1部「幽霊(初出時のタイトルは「八月六日」)」を発表した。





位里さんは、安佐郡安佐町(現:広島市安佐北区)飯室(いいむろ)の出身。

広島に新型爆弾が投下されたことを聞いた位里さんは、

3日後の8月9日、住んどった東京から広島に戻られたんじゃの。





のちに夫の俊さんも広島入りして、

ふたりで救援活動を手伝われたそうじゃ。





この時の体験をもとに「原爆を描きたい」と、

3年後の1948年からデッサンを始めたものの、

描きあぐねた。





最終的には、

水墨画家の位里さんと油彩画家の俊さんの共同制作で

形にすることができたそうじゃ。





原爆の図も、はじめは1作だけ、

その後は3部作じゃったのが、

第15部「長崎」まで制作されとるんじゃの。





↓原爆の図については、こちら↓

原爆の図丸木美術館





全15作ある原爆の図のうちの6作品が

今年の6月から8月にかけて、

ワシントンのアメリカン大学美術館で展示されることになった。





この展示会にかかる費用のうち、

日本からの移送費用など1000万円は日本側の負担じゃそうな。

ほいじゃけぇ、1口1000円で募金を集められとるということじゃ。





↓募金については、こちら↓

「被爆 70 年(2015 年)に「原爆の図」をアメリカへ ご賛同と募金のお願い」原爆の図丸木美術館





【参考文献】

「原爆の図」『広島県大百科事典 上』(中国新聞社 1982年)






ほいじゃあ、またの。
コメント
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