通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

宇宙飛行士・山崎直子が宇宙に持っていった植物の種は?

2010年09月17日 | 広島の話題

【問題】
今年の4月、宇宙飛行士の山崎直子さんとともに宇宙を旅したある植物の種が、各地で栽培されています。
その植物とは、次のうちどれでしょうか?

1.アサガオ
2.スイートピー
3.チューリップ
4.ヒマワリ









【正解】
1.アサガオ




【解説】
宇宙飛行士の山崎直子さんとともに宇宙を旅し、4月に帰ってきた「宇宙アサガオ」が15日、広島市佐伯区のなぎさ公園小で開花した。

日本宇宙少年団(神奈川県)の広島分団に所属する同小6年隅田有萌麟(あもり)さん(11)が少年団から種1粒をもらい、7月から同級生と一緒に理科室で育てていた。
長さ約85センチまで伸びたつるにこの日、直径4センチほどの薄いピンクの花3輪が咲いた。

11月ごろにを採種(さいしゅ)し、半分を少年団に渡す。
残りは同小で育て、宇宙アサガオで理科室の窓を覆う「グリーンカーテン」をつくる計画という。

(「宇宙旅したアサガオが開花 」中国新聞 2010年9月16日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201009160030.html



今日は、「宇宙アサガオ」「山崎直子」「日本宇宙少年団」について調べてみようかの。



まずは、宇宙アサガオについて。

宇宙飛行士の山崎直子は、今年の4月5日から20日まで、国際宇宙ステーションでのミッションを遂行されましたのう。
この時、アサガオの種も持って行ったんじゃそうな。


山崎直子さん(39)と一緒に米スペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙を旅したアサガオの種の返還式が24日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の東京事務所(東京都千代田区)で行われた。

返還式には山崎さんのほか、種を託した日本宇宙少年団の本部長で漫画家の松本零士さんやアーティストの日比野克彦さんらが出席。
山崎さんから松本さんへ、小さなポリ袋に詰め込まれた約200粒の黒い種が米航空宇宙局(NASA)の飛行証明書とともに手渡された。

山崎さんは「アサガオは私も子供のころに育てた。種をきっかけに子供たちが自然や科学への興味を持ってくれたらうれしい」とあいさつ。
松本さんも「こんなにうれしいことはない。子供たちの夢が膨らみ、現実に宇宙を目指す少年少女が相当出ると信じている」と喜んだ。

(「宇宙アサガオの種が帰国 山崎直子さんから松本零士さんへ」産経ニュース 2010年5月24日)
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100524/scn1005242019005-n1.htm


日比野は、アサガオの種を通じて人や地域の交流を深める「明後日(あさって)朝顔プロジェクト」の活動を、2003(平成15)年から続けられとられます。
今回も、日比野が「宇宙にアサガオを持っていけたら」と提案したのを、山崎が引き受けたことで実現したそうじゃ。


↓明後日朝顔プロジェクトについては、こちら↓

明後日朝顔プロジェクト
http://www.asatte.jp/asatteasagaoproject/index.html



次に、山崎直子について。

宇宙から帰還し、一時帰国された山崎は、歓迎パレードに参加されたそうじゃ。

一時帰国中の宇宙飛行士山崎直子さん(39)は22日、出身地の千葉県松戸市で開かれた歓迎パレードに参加するなど、久しぶりの故郷を楽しんだ。

青い訓練服姿の山崎さんが「皆さんの応援のおかげで、無事に戻れました。宇宙から見る地球は想像以上に美しく、この地球を守るため、若い世代とも一緒に頑張りたい」とあいさつすると、拍手と歓声が響いた。

松戸市によると、JR松戸駅前の沿道には約1万5000人の市民らが詰め掛けた。
パレードで山崎さんは満面の笑みを浮かべ、手を振りながら歓声に応えていた。

(「「美しい地球、一緒に守ろう」=山崎さん、故郷でパレード-千葉」時事ドットコム 2010年5月22日)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201005/2010052200266


↓山崎直子についての関連記事は、こちら↓

宇宙飛行士・山崎直子が、スペースシャトルで宇宙に持っていく琴を作ったのは?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100308


その後、千葉県民栄誉賞を授与されたそうじゃ。


千葉県の森田健作知事は6日、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した山崎直子さん(39)に県庁で県民栄誉賞を授与した。

森田知事は「山崎さんは宇宙に行きたいという小さいころからの信念を貫き通した。若い世代に大きな勇気と希望を与えた」と功績をたたえた。

受賞後、山崎さんは「国際宇宙ステーションではさまざまな実験を行い、地上での生活に役立てようとしている。若い世代の方々が科学や宇宙に興味を持ってくれればうれしい。ますます頑張りたい」と抱負を述べた。

(「シャトル搭乗、山崎さんに県民栄誉賞授与」産経ニュース 2010年7月6日)
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100706/scn1007061726001-n1.htm


余談じゃが、森田健作、宇宙といえば、東宝の「惑星大戦争」(1977年)という映画に、国連宇宙局の三好という役で出演されとりましたのう。
これは、「スターウオーズ」(1978年公開)のヒットによるSFブームに便乗して制作された映画なんじゃ。
評価はかなり低いんじゃが、個人的には好きな映画じゃ。

このSFブームに乗って、「宇宙からのメッセージ」(1978年)、テレビでは「スターウルフ」(同年)、「キャプテン・フューチャー」(同年)なども作られとります。


↓「惑星大戦争」の予告編は、こちら↓

「War in Space(1977)Trailer」YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=s8hfzYuGuvc&feature=related


↓「宇宙からのメッセージ」の予告編は、こちら↓

「MESSAGE from SPACE(1978)-Brave Hero of Liabe」YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_O7mOl5KkEw


↓「スターウルフ」のオープニングは、こちら↓

「青春の旅立ち」YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=lVlUEVucmXU&feature=related


↓「キャプテン・フューチャー」のエンディングは、こちら↓

「キャプテンフューチャーED」YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=559k8e7a-Vo&feature=related



最後に、日本宇宙少年団について。

財団法人日本宇宙少年団は、青少年への宇宙と科学技術の普及することを目的に、1986(昭和61)年に設立されたんじゃ。
理事長は、松本晟(まつもと あきら)、つまり松本零士(「晟」が本名)。
団長が宇宙飛行士の毛利衛(もうり まもる)で、副団長は同じく宇宙飛行士の古川聡(ふるかわ さとし)と山崎直子。


日本宇宙少年団の活動は子供たちをロケット打ち上げの現場に連れて行ったり、宇宙飛行士の話を聞いたり、科学工作、実験、天体観測など多岐に亘っている。

本やテレビで見るのではない、現場で、直に本物に触れるという経験が子供たちにとって何よりの触媒になる。
子供たちが興奮している様子が目の輝きから、表情から、全身から伝わってくる。

いずれ、この中から、その道を志す少年少女が現れると僕は思っている。その中から、1000人に1人、一万人に1人でいいから、大科学者が出てきてくれればそれでいい。
実際に宇宙を飛ぶ宇宙飛行士が出てくればいい。
必ず出てくると僕は信じている。

(松本零士「未来創造-夢の発想法」角川oneテーマ21)



確かに、「直に本物に触れる経験」に勝(まさ)るもんはないよのう。

わしのブログは、「新聞で読んだ」「Webで見つけてきた」がほとんどで、「現地に行って、実物を見て書く」というのがあんまりないんじゃ。
う~ん、何とかしたいのう。


↓日本宇宙少年団については、こちら↓

日本宇宙少年団
http://www.yac-j.or.jp/



今日は、「宇宙アサガオ」「山崎直子」「日本宇宙少年団」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。

コメント
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