福山市は「バラのまち」であると同時に、「書道のまち」でもあるんじゃの。
【問題】
ふくやま書道美術館で15日(木)から企画展が始まった、6月末に死去した同市出身の書家といえば、次のうち誰でしょうか?
1.栗原蘆水(くりはら ろすい)
2.桑田笹舟(くわだ ささふね)
3.田頭一舟(たかしら いっしゅう)
4.村上俄山(むらかみ がざん)
【正解】
1.栗原蘆水
【解説】
福山市西町のふくやま書道美術館は15日、6月末に死去した同市出身の書家栗原蘆水さんの寄贈品を集めた企画展を始めた。
「書のまち福山」の発展を目指した栗原さんの遺志を次世代に託そうと、高校生や大学生たちが手本としている作品にスポットを当てた。
張瑞図(ちょうずいと)や王鐸(おうたく)ら中国・明(みん)から清(しん)の時代にかけて活躍した書家の書幅(しょふく)や書状など。
「いずれも書写しやすく、勉強になる」という。
会期は9月5日まで。
美術館は、近くのふくやま美術館で9月に開く特別展「王朝の名筆」を追悼展とする考え。
栗原さんから贈られた、三蹟(さんせき)の1人藤原佐理(ふじわらのすけまさ)の書状「頭弁帖(とうのべんじょう)」も初公開される。
(「福山で故栗原さんの寄贈品展」中国新聞 2010年7月16日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007160038.html
今日は、「栗原蘆水」「ふくやま書道美術館」「田頭一舟」について調べてみようかの。
まずは、栗原蘆水について。
栗原蘆水は、福山市駅家町(えきやちょう)出身。
1931(昭和6)年生まれ。
本名は靖(やすし)。
1950(昭和25)年、広島県立府中高校卒業後、天満屋デパートに勤務。
1954(昭和29)年、脱サラして書家・村上三島(むらかみ さんとう)に師事し、1962(昭和37)年の第5回日展で特選を受賞。
1965(昭和40)年に蘆交会を主宰し、書道文化の普及や後進の育成に尽力。
1988(昭和63)年に日展文部大臣賞、1994(平成6)年には日本芸術院賞を受賞。
2010(平成22)年6月30日、心不全のため死去。79歳。
次に、ふくやま書道美術館について。
ふくやま書道美術館は、福山市出身の書家、栗原蘆水氏から、長年収集された中国明・清時代の書画・文房至宝などの貴重なコレクションを寄贈いただき、また同郷の友人で大阪在住の金光富男氏からは、改修経費の寄付をいただいて2003(平成15)年8月に開館しました。
(「概要・歩み」ふくやま書道美術館)
栗原蘆水は「ふくやま書道美術館」の運営にも力を尽くされ、寄贈された書画などの美術品は、所蔵品の約9割を占めるそうじゃ。
「生涯をかけて、福山市を『書のまち』として確立し、志のある人がふくやま書道美術館で本物を見ながら、上を目指せるようなまちにしたい」。
3月、栗原さんは市発行の情報誌のインタビューにこう答えている。
(「栗原蘆水さん死去を惜しむ声」中国新聞 2010年7月3日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007030045.html
↓ふくやま書道美術館について、くわしくはこちら↓
ふくやま書道美術館
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-syodo/
今年初めには、長らく消息が知れていなかった「頭弁帖(とうのべんじょう)」を福山市に寄贈をすることを決められたそうじゃ。
これは、9月11日(土)から、ふくやま美術館で公開される予定になっとります。
↓ふくやま美術館について、くわしくはこちら↓
ふくやま美術館
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-museum/
最後に、田頭一舟(たかしら いっしゅう)について。
福山市丸之内のかな書家田頭一舟さん(61)が今秋開かれる第42回日展の審査員に初めて選ばれた。
市に書の土壌を築いた桑田笹舟さん(1900年~1989年)門下でつくる「笹波会」を理事長として率いる。
福山市津之郷町(つのごうちょう)出身の村上俄山さん(78)に高校2年から姉弟3人で師事。
27歳で日展に初入選し、結婚。
妻明子さん(55)の父親で笹舟さんの三男三舟さん(82)という第二の師を得て創作力を磨いた。
36歳で筆一本で生きるプロに転じ、同市駅家町出身の栗原蘆水さん(78)に漢字の手ほどきを受けた。
「日本一の環境に恵まれた」と3人の恩師との出会いに感謝する。
(「田頭一舟さんが日展審査員に」中国新聞 2010年6月14日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006140025.html
↓「頭弁帖」についての関連記事は、こちら↓
「頭弁帖」を書いた、三蹟の1人は誰?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100104
「王朝の名筆」で公開されている、藤原佐理の書状は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100912
今日は、「栗原蘆水」「ふくやま書道美術館」「田頭一舟」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ほいじゃあ、またの。
【問題】
ふくやま書道美術館で15日(木)から企画展が始まった、6月末に死去した同市出身の書家といえば、次のうち誰でしょうか?
1.栗原蘆水(くりはら ろすい)
2.桑田笹舟(くわだ ささふね)
3.田頭一舟(たかしら いっしゅう)
4.村上俄山(むらかみ がざん)
【正解】
1.栗原蘆水
【解説】
福山市西町のふくやま書道美術館は15日、6月末に死去した同市出身の書家栗原蘆水さんの寄贈品を集めた企画展を始めた。
「書のまち福山」の発展を目指した栗原さんの遺志を次世代に託そうと、高校生や大学生たちが手本としている作品にスポットを当てた。
張瑞図(ちょうずいと)や王鐸(おうたく)ら中国・明(みん)から清(しん)の時代にかけて活躍した書家の書幅(しょふく)や書状など。
「いずれも書写しやすく、勉強になる」という。
会期は9月5日まで。
美術館は、近くのふくやま美術館で9月に開く特別展「王朝の名筆」を追悼展とする考え。
栗原さんから贈られた、三蹟(さんせき)の1人藤原佐理(ふじわらのすけまさ)の書状「頭弁帖(とうのべんじょう)」も初公開される。
(「福山で故栗原さんの寄贈品展」中国新聞 2010年7月16日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007160038.html
今日は、「栗原蘆水」「ふくやま書道美術館」「田頭一舟」について調べてみようかの。
まずは、栗原蘆水について。
栗原蘆水は、福山市駅家町(えきやちょう)出身。
1931(昭和6)年生まれ。
本名は靖(やすし)。
1950(昭和25)年、広島県立府中高校卒業後、天満屋デパートに勤務。
1954(昭和29)年、脱サラして書家・村上三島(むらかみ さんとう)に師事し、1962(昭和37)年の第5回日展で特選を受賞。
1965(昭和40)年に蘆交会を主宰し、書道文化の普及や後進の育成に尽力。
1988(昭和63)年に日展文部大臣賞、1994(平成6)年には日本芸術院賞を受賞。
2010(平成22)年6月30日、心不全のため死去。79歳。
次に、ふくやま書道美術館について。
ふくやま書道美術館は、福山市出身の書家、栗原蘆水氏から、長年収集された中国明・清時代の書画・文房至宝などの貴重なコレクションを寄贈いただき、また同郷の友人で大阪在住の金光富男氏からは、改修経費の寄付をいただいて2003(平成15)年8月に開館しました。
(「概要・歩み」ふくやま書道美術館)
栗原蘆水は「ふくやま書道美術館」の運営にも力を尽くされ、寄贈された書画などの美術品は、所蔵品の約9割を占めるそうじゃ。
「生涯をかけて、福山市を『書のまち』として確立し、志のある人がふくやま書道美術館で本物を見ながら、上を目指せるようなまちにしたい」。
3月、栗原さんは市発行の情報誌のインタビューにこう答えている。
(「栗原蘆水さん死去を惜しむ声」中国新聞 2010年7月3日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007030045.html
↓ふくやま書道美術館について、くわしくはこちら↓
ふくやま書道美術館
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-syodo/
今年初めには、長らく消息が知れていなかった「頭弁帖(とうのべんじょう)」を福山市に寄贈をすることを決められたそうじゃ。
これは、9月11日(土)から、ふくやま美術館で公開される予定になっとります。
↓ふくやま美術館について、くわしくはこちら↓
ふくやま美術館
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-museum/
最後に、田頭一舟(たかしら いっしゅう)について。
福山市丸之内のかな書家田頭一舟さん(61)が今秋開かれる第42回日展の審査員に初めて選ばれた。
市に書の土壌を築いた桑田笹舟さん(1900年~1989年)門下でつくる「笹波会」を理事長として率いる。
福山市津之郷町(つのごうちょう)出身の村上俄山さん(78)に高校2年から姉弟3人で師事。
27歳で日展に初入選し、結婚。
妻明子さん(55)の父親で笹舟さんの三男三舟さん(82)という第二の師を得て創作力を磨いた。
36歳で筆一本で生きるプロに転じ、同市駅家町出身の栗原蘆水さん(78)に漢字の手ほどきを受けた。
「日本一の環境に恵まれた」と3人の恩師との出会いに感謝する。
(「田頭一舟さんが日展審査員に」中国新聞 2010年6月14日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006140025.html
↓「頭弁帖」についての関連記事は、こちら↓
「頭弁帖」を書いた、三蹟の1人は誰?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100104
「王朝の名筆」で公開されている、藤原佐理の書状は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100912
今日は、「栗原蘆水」「ふくやま書道美術館」「田頭一舟」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ほいじゃあ、またの。