通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

すみよしさん(住吉神社 夏祭)

2009年11月14日 | 広島の話題

広島三大祭は、「とうかさん」「すみよしさん」に「えべっさん」。
(「すみよしさん」でなく「フラワーフェスティバル」かと思っとった!)

すみよしさん」が「広島三大祭」のひとつだなんて、ちーっとも知らんかった。
(不勉強ですいません)
今回は、「すみよしさん」の話。

「すみよしさん」とは、旧暦6月14日・15日に行われる
住吉神社の夏祭


直径3mの巨大な茅の輪をくぐる「茅の輪くぐり」や、日常おかしてしまった罪穢(つみけが)れを祓(はら)い、無病息災を願う「人形流し」が行われる。
また、打ち上げ花火、神楽、その他イベントが催され、露店も多数並ぶ。

住吉神社


住吉神社で有名なのが、節分の「焼嗅がし(やいかがし)神事」。

毎年、テレビや新聞などで紹介されるけえ、知っとる人も多いと思うんじゃが。
1996年から行われている行事で、巫女さんが鰯(いわし)1,000匹の頭を焼いて、そのにおいを畳1畳分もある大うちわであおいで、厄払いをするんじゃそうな。
焼いた鰯の頭はヒイラギの枝に刺して、参拝者の人がお守りとして持ち帰る。
節分のお約束で赤鬼と青鬼が現れ、近所の幼稚園児たちに退治される。

境内には「被爆松」がある。


なぜ「広島三大祭」なのか、調べてみたがよくわからん。
わかったことといえば…、

○住吉神社のある住吉町の北側に加古町(かこまち)がある。
○加古町は戦前、「水主町」と書かれ、「水主衆(水夫のこと)が住む町」であった。
○江戸時代、水主町には藩の船屋敷・船作事所があった。
 住吉神社は、広島藩の船の守護神として信仰された。
 (住吉神社に祀られている住吉三神(すみよしさんじん)は、海の神とされる)
与楽園(よらくえん)と呼ばれる、縮景園(しゅっけいえん)に劣らぬ規模の庭園が、水主町にあった。(どちらも藩主の別邸)
○明治時代初期、広島県庁舎(広島藩中屋敷跡地)や広島県会議事堂広島市役所(広島藩米倉跡地)など主要な建物が、水主町にあった。

つまり、江戸時代から戦前まで、水主町(現加古町)あたりは重要な施設があって賑(にぎ)わっていた。
(加古町に、広島厚生年金会館やアステールプラザなどがあるのは、その名残りか)
そこで、住吉神社の夏祭は人出も多く、「広島三大祭」に選ばれた…と思われるんじゃ。

これは、あくまでわしの推測じゃけえ、信頼せんように。
ご存知の方、どうか教えてください。


今日は、すみよしさんについて勉強をさせてもらいました。
「広島三大祭」のひとつというのは、今回初めて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


ほいじゃあ、またの。

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とうかさん

2009年11月14日 | 広島の話題
広島三大祭は、「とうかさん」「すみよしさん」に「えべっさん」。
(「すみよしさん」でなく「フラワーフェスティバル」かと思っとった!)

今回は「とうかさん」の話。


「とうかさん」は、毎年6月の第1金曜日から3日間、福昌山圓隆寺(ふくしょうざん えんりゅうじ)周辺で行われる夏祭り。
「とうかさん」は境内に祀られる稲荷のことで、稲荷を「いなり」と読まず、音読みで「とうか」と読んだのが由来とされる。
旧暦の端午の節句の時期に行われていたが、旧暦では開催時期が年によって一ヶ月近くずれることがあるため、1955(昭和30)年から新暦の6月9・10日になり、その後、8日から10日の3日間になった。

祭りは「ゆかたの着始め祭り」としても有名で、390余年の歴史を誇る。
2003(平成15)年から、「ゆかたできん祭(さい)」(=来(き)んさい)というイベントも行われるようになった。

中央通りには露店約1,000店が並び、約30万人の人出がある。

とうかさん


わしゃ、6月8日から10日まで祭があるから「とうかさん」だと思っとった
最近では、集客重視で週末に行うようになり、6月の第1金曜日からの3日間に変えられてしもうた。

「ゆかたの着始め」ということもあり、ゆかたを着て歩く女性の姿がたくさん見ることができる。
もちろん、デートのために慣れないゆかたを着た若い女性もたくさん見ることができる。
(大変じゃのう…)

江戸時代の人は、この祭りでゆかたを着ることで「季節の変わり目」を実感できたんかの?
(今でいうと、6月と10月に、学生の服が夏服⇔冬服に変わるようなもんか?)


全国放送されたのでご存知の方も多いと思うが、「とうかさん」も「えべっさん」も、過去に暴走族と警官隊がもみ合う騒ぎがあった。
15年くらい前、特攻服を着た30人くらいの暴走族が、広島駅からとうかさん会場まで歩いていくのを見たことがある。
最近は会場で暴走族を見ることはなくなったが、「トッコウ服を着ての入場はお断り」という張り紙が、今年も貼ってあったと思う。


今日は、とうかさんについて勉強をさせてもらいました。
400年近い歴史があるというのは、今回初めて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


ほいじゃあ、またの。
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広島三大祭で、毎年11月18日から20日に行われる祭りは何?

2009年11月14日 | 広島の話題

宮島に管弦祭、鎮火祭などの有名な祭があるように、広島にも「広島三大祭」といわれる有名な祭がある。


【問題】
広島三大祭のひとつで、毎年11月18日から20日に行われる祭りは何でしょう?

1.えべっさん  2.とうかさん  3.ひろしまさん  4.すみよしさん


【ヒント】
商業の神様といえば…?



ひろしま通認定試験は2009(平成21)年12月6日(日)実施です。



【正解】
1.えべっさん


【解説】
広島三大祭は、「とうかさん」「すみよしさん」に「えべっさん」。

えべっさん」とは、「えびす講」(正確には「えびす講誓文(せいもん)払い」)と呼ばれる胡子神社の秋季大祭のこと。

「えべっさん」は11月18日から20日に行われるが、神社では11月17日から19日が宵宮(よいみや)、20日が本祭とする。
露店では、おかめの面や大福張、大判小判、宝船、七福神をあしらった竹の熊手「こまざらえ」が売られる。
買い求めた熊手は胡子神社でお払いをしてもらう。

胡子神社は、1603(慶長8)年、町の繁栄を願う長老が、吉田にあった「胡子(えびす)神」を現在の場所に移したのが始まりとされる。

胡子神社由来 えびす通り商店街


社殿前には、毎年、特大の賽銭樽(さいせんたる)が置かれとって、それを覗いてみるのが楽しみなんじゃ。
賽銭の中に、必ずお札が入っとる。
商売をしとる人が、なんとか儲かるように祈って、お札を入れるんじゃろうのう。
わしゃ、だいたい52円(五重に縁(ごじゅうにえん=52円)がありますように)しか入れんけえ、お札を入れるという気持ちがようわからん。


もちろん、「ミスえべっさん」ならぬ「福娘」もいらっしゃいます。

胡子講「福娘が迎えます」 中国新聞


出張で東京に行ったとき、鷲(おおとり)神社の「(とり)の市」に行ったことがあるんじゃ。
やっぱり熊手を売っとるんじゃが、広島と違うのは、売り買いが成立したときに手締めをすること。
広島は、売って買って、それだけ…。
それが悪いんじゃないが、手締めがあると活気が出て、見とるだけでも「おお、商売繁盛、間違いなしじゃ!」と思えるけえ、不思議なもんじゃのう。
今年(2009年)は、「一の酉」が11月12日、「二の酉」が11月24日。


今日は、えびす講について勉強をさせてもらいました。
熊手のことを「こまざらえ」と呼ぶのは、今回初めて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


ほいじゃあ、またの。

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