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西本願寺10 龍谷大学 大宮学舎2 本館1階 北黌 南黌

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写真は、旧守衛所と南黌(共に重文)。
通常は外観のみの参観ですが、2023/5/21開催のまいまい京都の京都モダン建築祭オフィシャルクラブ会員限定ツアー「龍谷大学大宮キャンパス、一日限りの特別公開」で本館1階、北黌と南黌が公開されました。
まずは本館1階から。
当日は右脇から入り正面から出ましたが、話の都合上正面から始めます。
正面玄関を入ると、正面奥に2階への木の階段があります。
元の設計では左右の廊下から2つ階段を造る設計でしたが、明治天皇が行幸されるということで変更になりました。
玄関のすぐ左手には学長室があります。
こちらは比較的シンプルな造りで、窓の高さがイス仕様で高めになっています。
さらにその隣は応接室。
こちらは白い漆喰の折上天井でやや豪華になっています。
階段の左脇を左手に進むと、南黌への渡り廊下があります。
菱形天井、屋根のサイドにある方杖、柱のトラス工法などは京都駅のホームに近似しており、当時の七条ステーションを参考にしたそうです。
次に南黌と北黌。
今は教室として使用していますが、元は共に寄宿舎でした。
なので今は本館側に廊下を通してその反対を教室のスペースにしていますが、元は中央に廊下がありその左右に部屋が並んでいました。
その名残として1階の1番端の教室の後方には中央に扉が付いており、これが元の廊下のあった位置であるということです。
廊下の背板などはペパーミント色で、南黌の2階端には当時の宿舎を再現した和室もあります。
北黌左手の北門を出ると、正面に大宮図書館があります。
2023年11月のモダン建築祭で、開門され外観を観察できました。
大倉三郎の設計で昭和11年に竣工。
西洋建築と仏教建築が癒合しています。
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