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物集女車塚古墳

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写真は、外観。

物集女車塚古墳(もずめくるまづかこふん)は向日市にある6世紀頃の前方後円墳です。

アクセス
阪急の東向日駅で下車します。
西口から改札を出て、最初の交差点を右折します。
右折して約400m進むと寺戸事務所前の交差点で物集女街道とのT字路になります。
ここを右折します。
物集女街道を約500m進み道なりに左にカーブした左手に物集女車塚古墳があります。

外観は緑の小山ですが、物集女街道側が前方部で奥側が後円部になります。
淳和天皇の棺を運んだ車を納めた地という伝承から「車塚」と云われているそうです。
縦約50m、横約25mで、後円部、前方部とも二段築成。
現地にも案内板があります。

石室公開
毎年5月末から6月にかけての1週間、10:00~12:00と13:15~16:30に15分ずつの単位で、事前予約制で内部の公開が無料でありました。
後円部の南側に入口があり、そこから入ります。
まずは横穴の羨道(せんどう)で、奥にあるのが中央の玄室です。
一応横穴の羨道の方は石組みを積みなおして安全になっており、玄室の方は古代からのまま積みなおしておらず安全性が担保できないので、入れるのは羨道まででした。

横穴の羨道があるので追葬が可能であり、最初に発掘された際も中央の石室の前に3つ木の棺があったそうです。
またこの羨道の下には石組みの排水溝があり、石室内を除湿しているそうです。
その排水溝の口が入口の下の石垣にあります。
さて玄室です。
こちらがメインの埋葬の場で、中央に組合せ式家型石棺があります。
凝灰岩で造られた石室です。
埋葬品の多くは盗掘されていましたが、埴輪の他に金銅製の冠や三輪玉などもあり、大陸から伝来品もあったそうです。
時代背景や埋葬品から、主に葬られていたのは大和政権の中である程度地位のあった豪族ではないかとうことでした。


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