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大徳寺6 通常拝観4 瑞峯院
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/2f/72a5c23f4fc1773f0ed73bef12bc4161.jpg)
写真は、独坐庭
キリシタン大名の大友宗麟が建立したお寺です。
普段から拝観でき、拝観料は400円です。
瑞峯院の庭園はいずれも重森三玲の作庭です。
まず方丈の前庭が、蓬莱山式庭園の“独坐庭”です。
ここの白砂が秀逸です。
非常に入り組んだデザインで、まわりには苔がびっしり生えており、白と緑のコントラストが大変きれいです。
全体をよく見ると、石組は龍の頭のようであり、苔が龍の体のようです。
方丈の側面に回るとお茶室の餘慶庵(よけいあん)がありますが、通常は入れません。
方丈裏の庭園は“閑眠庭”で、今後は逆に穏やかな白砂に石組みが少しあり、静かな大自然の境地を表現しているそうです。
キリシタン燈籠から見ると、石組が十字架のように見えます。
閑眠庭の裏の渡り廊下を進むと、お茶室の安勝軒があります。
ここは入口から中を覗くことができます。
またさらにその裏手には平成になってから復元された平成待庵がありますが、中を拝見するには事前に予約が必要です。
2014年 春の非公開文化財特別公開
その際に安勝軒と平成待庵の内部に入ることが出来ました。
次の間の奥に安勝軒があり、3畳台目逆勝手になっています。
この次の間右手の細い廊下の奥に平成待庵がありました。
これは現在の場所に待庵が移築される前(初代)の待庵を模しています。
二畳のお茶室で周囲の壁は黒いです。
室床、躙口の位置などは今の待庵と似ていますが、室床は今の待庵より少し大きいそうです。
またこちらには、躙口の外に内露地があります。
利休忌
毎月28日は利休忌でお茶会が開催されます。
方丈の奥、檀那の間と衣鉢の間が待合で、こちらで受付をします。
参加費は1000円です。
8:25頃になると室中の間で法要があり、席主さんがお焼香されます。
8:30から1席目が始まります。
方丈から庭園をまたぐ橋を渡って、隣りの餘慶庵へ。
8畳と6畳のお茶席で、1席30名ほど入ります。
お薄は2服で、1席目は9:10頃に終わりました。
コメント ( 9 ) | Trackback ( )
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平成待庵ですが、一度、機会があって、見せてもらったことがあります。山崎の本歌と比べて、どうのこうのと言うのは不適切かと思いますが、実際に中にも入れるということで、貴重な体験でした。
利休忌のお茶会は他の塔頭でもされているのでしょうね。
そのあたりはあまり詳しくないので、また教えてくださいね。
そして本日行ってきましたよ!
一足お先にスリーカードです(笑)。
この報告は明後日にしますね!
皆様へ。
あいるさまはNHKの講座で御一緒させて頂いた方です。
茶道に造詣が深い御様子で、今日庵のお手前でお隣になり、僕の無知をすぐに察して頂き優しくフォローして下さった僕の恩人です(笑)。
僕は単純に豪快かつ繊細にきれいな、7代目小川治兵衛氏の庭園が好きですね。
まだガキなのでしょうか(笑)。
以前、庭園にそこまで詳しくない友人とここを訪れた際「これはロックンロールだね」と、よくわからない感想を言っていたのを思い出しました。(笑)
そして待庵がここにもあること、初めて知りました。いつも貴重な情報をありがとうございます。
「曇りの日に撮ること」です。
晴れていると白砂からの照り返しで完全に”白トビ”します。
>ロックンロール
う~~ん。
理解が・・・(笑)。
本席:余慶庵~表千家8代啐啄斎好みの写しの6畳台目と7畳の広間を使ってのお茶席でした。
茶器は光悦・惺斎好白竹張雪吹・先代の軸等、表千家は奈良の珠光会でも思いましたが、大寄せでも手を抜かない感じがします。
副席:方丈での立礼席。
※待合は方丈東庭を眺められる庫裡の一室を使用してました。
500人と多くの方が見えられていたようですが1,000円はお値打ちだと思います。当日券もあるようでした。
masaさま情報ありがとうございます。
お役に立てて何よりです。
上京茶会は定期的にありますのでまた情報が出たら載せますね。
気になったもので
「じょけいあん」ではなく「よけいあん」です。
待庵は 毎日 掃除に 走っていたのが 懐かしいです。