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伏見稲荷大社5 特別拝観2 御茶屋 松の下屋(伏見散策15)


写真は、松の下屋(左)と御茶屋(正面)

荷田春満旧宅と同じく、2012年の”京の夏の旅”、2014春や2015年春の非公開文化財特別公開で内部が公開されました。

御茶屋
門をくぐり前庭に沿って左手に進みます。
最初に御茶屋があります。
御所の古御殿を下賜されたもので、重要文化財です。

御茶屋といっても“にじり口”や炉が切ってあるようなものではありません。
7畳2間で書院造に数寄屋建築の要素が折衷された、いわば数寄屋建築初期のものだそうです。
障子の桟が2重であったり、幅が徐々に狭くなったりしているところに現れています。

御茶屋の反対側に出ると、奥には回遊式の庭園が拡がります。
中央に小川が流れ、右手には“松の下屋”があり、左手は緩やかな斜面になっています。
この斜面に沿って苔と松などが植樹されており、頂上にはお茶室があります。

まず右手に松の下屋があります。
この中の襖絵は棟方志功の“御牡丹図”と“御鷹図”です。
ここから庭園を見上げる形になります。

散策路に沿って緩やかな斜面と階段を登ります。
最高地点にはお茶室の瑞芳軒があります。
こちらからは松の下屋や御茶屋を見下ろす向きになりますが、見下ろすといっても2階の高さもありません。
散策路に沿って降りてきて、御茶屋の周囲をまわって玄関に戻ります。

松の下屋
2016年4/29~5/8の春の非公開文化財特別公開で再訪すると、松の下屋の内部も公開されていました。
表門を入り、真っ直ぐ正面から松の下屋に入ります。
右手に小さな中庭があり、左手の階段を登ります。
手前から、6畳、4畳、8畳の3間構造で、庭園が一望できます。

奥の階段から下に降ります。
1階は2間の書院造りです。
手前の部屋の床の間には棟方志功の”稲荷大明神”の掛け軸が掛かり、襖絵は“御鷹図”。
奥の部屋の襖絵は“御牡丹図”でした。

呈茶
さらに2015年の夏頃から、土日の10:00~15:30まで松の下茶屋で呈茶が行われるようになりました。
1人1200円です。
この際は玄関を入ってすぐ左手の洋間も公開されます。
内部は洋間ですが、天井は網代の折上格天井です。

さらに書院の方は棟方志功の襖絵は外されていますが、全ての間が開放されています。
生菓子とお薄がお盆に乗って出てきます。
帰りには御茶屋の横を通って、庭園の散策も可能です。

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