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尊勝院


写真は、本堂

青蓮院門跡の塔頭で、おみくじの祖として知られる元三大師をお祀りしています。
また青面金剛をお祀りし、京都三庚申の1つにも数えられています。

場所は、粟田神社の裏側になります。

粟田神社の二の鳥居の前の道を右折し、すぐ先の細い道を左折します。
粟田山荘に突き当り左クランクを進むと、趣のある石段になり、これをひたすら登ります。
着いた先が尊勝院です。

比叡山横川に建てられた”尊勝坊”を起源とします。
のちに青蓮院の三條白川坊の後背地、そして大正4年に現在地へと移転しました。

本堂が正面にあります。
本尊は元三大師像で、厄除けの角大師が印象的です。
他には「粟田の庚申さん」として親しまれている庚申尊像や、慈覚大師の自作とも伝わる米地蔵尊像など多数の仏像がありますが、通常はお厨子の中です。

境内は高台なので、見晴らしがいいです。

2014 春の非公開文化財特別公開
その際に本堂内部が公開されました。
本堂正面から入ります。
外陣、中陣と内陣からなります。
内陣中央には本尊の元三大師像、その左前に地蔵菩薩像、右手に愛染明王像がお祀りされています。
内陣左手には十一面千手観音像、そのさらに奥に庚申尊像のお厨子があり、お厨子の前には”見ザル、聞かザル、言わザル、思わザル”の猿がお祀りされています。
内陣右手奥には如意輪観音像、不動明王立像、不動明王坐像と大黒天像が、右手前に米地蔵尊像がお祀りされていました。
ちゃんと内陣の中まで入って至近距離でお参りできました。

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コメント ( 1 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Re:尊勝院 (宮水)
2024-05-27 08:00:08
粟田神社から行きました。京都三庚申(頂いた尊勝院由緒記では日本三庚申)の一つ。
現在、粟田山荘の大きな案内板は、字が消されて白いままです。
細い道を進みますが、案内がないので不安でした。上から降りてくるハイカーに何人かお会いして確かめながら行きました。
将軍塚への道の途中で、尊勝院から徒歩で30分、健脚なら15分だそうです。

高台になっているのですが、草木が生い茂り眺望はありません。
平成16年(2004年)より、青蓮院のご門主が住職を兼務されていて、尼様が20年間お守りされています。従って青蓮院の行事とか所用の時は、お堂が閉まっていることもあるそうです。

縁日ではなかったので、内陣でのお参りはできませんでした。
毎月3日の元三大師のご縁日護摩供修行。
60日ごとの庚申日の護摩供修行。初庚申大祭執行。

とても気さくな話好きの尼様で、寂聴さんの事とかで盛り上がりました。「またいらして下さい、宣伝もしてください」と言われました。
 
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