第59回定期総会に出席して
ここ数年の定期総会に思うことは、連盟のあまりにも伝道という旗印を掲げようとしないさまである。協力伝道献金も目標額を下げても、なかなか到達できない。このままでいくと、連盟の活動や事務所体制も縮小せざるを得なくなるだろう。
おまけに、協力伝道献金の標準比率を細分化して、現状に見合うものを考えたというが、これを実施すると最悪の場合は、1700万円の減収となるという。比率が下がる教会(当教会も)が献金額を下げるのは簡単でも、上げる方は容易ではない。連盟の全国の平均礼拝人数は、ここ30年間、44~45名をいったりきたりである。それでも他教派に比べると連盟は頑張っていると、胸をなでおろしている人々もいる。
だが、教会学校の出席率は、確実に下がってきている。バプテストは、教会学校で教会を作ってきた教派だとも言える。しかし、昨年度は、教会学校の参加者は、礼拝出席者の58%であった。高齢の方々が、まだ健在のうちはよいが、受け皿を喪失している教会の行く末は、非常に厳しいものが予想される。現に、今年もまた2つの教会が消滅した。
教会強化は、どこの教会でも必至なのである。もちろん、我々の教会も然り。少なくとも言えることは、これまでと同じことを繰り返していても、連盟の総体は衰えていくばかりである。創意工夫も大胆なものが必要になっている。総会食事どき、貴教会の試みに期待していると声をかけてくださった人がいて励まされた。
平良師