晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・社員旅行 11/9 

2011-11-10 | 日記・エッセイ・コラム

2011.11.9(水)曇

 永ーい夜が明け、早々にじょんの様子を見に行きました。眠そうな顔をして、こいつも不安で寝られなかったんだろうなあと可哀想になります。今朝は線路沿いに東山公園に行くことにします。やはり踏切の前で座り込んでしまい、面倒なので抱っこして渡ります。公園でおしっこうんPして、帰りの踏切は、流石に慣れてきたのか、すんなり渡れました。帰ってきて車におさまったのですが、初のお泊まりがこんなに疲れるものか、休養どころではなくなりました。P1000248_2
 
東山公園に行くには、この踏切と橋を越えていかねばなりません。



 今回生野銀山に行きたかったのですが、あまりに疲れたため玄武洞に変更しました。何度も城崎を訪れながら行ったことが無かったのです。というより、行ってもたいしたこと無いだろうという思いがあったのです。ところが実際に訪れてみると、流石に天然記念物だけあって、見事な節理で、玄武洞だけでなく四つの洞からなり、きれいに整備された公園です。特段ペットが不可とも書いてないので、じょん君も登ることにしました。階段でつながっているので上り下りができるかなあと心配しましたが、登りはぐんぐん引っ張られるし、下りはリズミカルに降りて行き、私たちより元気に上り下りしていました。P1000264 P1000270 P1000269
 




 私は玄武岩には大変興味を持っています。それは村上さんに頂いた庭石の玄武岩に磁性があったからです。老富町のサンドラ岩にも磁性が認められます。今回もポケットに磁石を用意してきました。無数に落ちている玄武岩の欠片にあてると、弱いながらも磁性が認められます。玄武岩の説明でそのことが解りました。
 玄武岩は珪酸が50%と少なく、70%以上ある花崗岩や流紋岩の酸性に対して塩基性岩と呼ばれます。珪酸が少ない分だけカルシウム、マグネシウム、鉄が多く、斜長石、輝石、磁鉄鉱、カンラン石などを含みます。この磁鉄鉱が磁石に反応しているわけです。古代人は含有量こそ少ないが、柱状節理で見つけやすいこの岩石を原始的な製鉄の原料としたのではないかという、深遠なことを考えているのです。
 玄武洞を降りたところに玄武洞ミュージアムという宝石や鉱石、化石の博物館があります。かみさんとじょんを待たせておいて見学してきましたが、やはり人を待たせていると心ゆくまで見られません。ただその中で、ずっとこの目で見たかった鉱物を見ることが出来ました。それは高師小僧(たかしこぞう)です。
 豊橋市の高師原で発見されて付いた名前ですが、葦などの水生植物の根に水酸化鉄が付着成長し、やがて根が枯れて空洞になったものです。これは褐鉄鉱であり、最も初期の製鉄原料だろうと真弓常忠氏が「古代の鉄と神々」で述べているものです。写真では見ましたが現物を見るのは初めてです。しかも伏見区深草で発見されたものです。P1000286
 



 おみやげに「愚かなる金」を買ってきました。お店に飾っておきます。

今日のじょん:本文に登場なのでおやすみ。

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社員旅行 11/8

2011-11-10 | 日記・エッセイ・コラム

2011.11.8(火) 曇

 じょんのび村に入植して以来3年半、ついぞ旅行ということをしませんでした。毎日毎日が多忙であったこと、貯えが底をついて予算が無くなったことなど様々な要因はあるのですが、なによりもじょんの居ることが家を空けられない最大の理由です。当初は誰かに預かって貰ってとか、業者に預かって貰ったりとか考えていたのですが、そういうことが出来ないことがはっきりしました。じょんが凶暴で粗相するとかそういうことではなくて、その逆ですこぶる聞き分けが良いのだけれど、それだけに無理に嫌がるところに預けるというのが可哀想なのです。いくみちゃんなら安心して預けられそうだけど、彼女も猫二匹飼ったので無理になりました。
 そんなこんなで、一緒に連れて行くという形しか残らずついつい実施できなかったわけです。先日KKR(国家公務員共済組合)からクーポン券を戴き、ペットも泊まれる施設もあるというので、社員旅行に行くことに決めました。社員と言っても私たち二人とじょんだけです。
 ちょうどカニの解禁が6日だったし、距離的にも費用的にも手頃な城崎にしました。じょんと外泊する練習が目的でもあります。私たちは一泊旅行では極簡単な荷物ですが、じょんの場合は所帯道具全てを持って行くみたいで、かみさんが前日から大わらわです。
 車に乗るのは最近すっかり慣れて、喜んで乗るようになりましたし、酔いも以前ほどではなく、食事などで駐めて置いても問題ありません。福知山で買い物したり、シルク温泉で食事したりして城崎に向かいました。P1000243 P1000245
 



 福知山の某ペットショップには芝生の遊び場があります。先人、いや先犬のうんPがありがっかりしました。そういう飼い主ってどこでもいるんですねえ。右はシルク温泉、入浴はしませんでしたがいつも賑わっています。


 ところが予想通り、ペット用の建物にもケージにも入りません。大体我が家でも閉じこめるという事は一切していないので無理もない様です。やむなく車に入れておくことにしました。
 散歩も上林と様子が違って大変です。人が多い、車が多い、犬の臭いが多い、障害物が多いということで、嗅ぎ回ったり怖がったりでちっとも進みません。グレーチングや鉄板を怖がりますがそれでも慣れてきてなんとかなったのですが、困ったのは踏切です。なにせ上林には踏切なるものはありません。じょんにとっては踏切は初めて見る異様なしろものなのです。押しても引いても動かなくなり、ついには座り込んでしまいました。P1000247 P1000250
 



 散歩コースを探しに東山公園に登りました。線路と城崎大橋が見えています、あの対岸に行くことになりました。もう臭いだらけで大変。

ようやく散歩も終わり、おしっこうんPも済ませたのですが、車で寝るのも初めての体験でどうなる事やら。美味しいカニと美味しい酒でこちとら寝込んでしまったのですが、妙な暑さで目が覚めると、じょんは暑くないかい、車の中で窒息しないかいと心配ばっかり、悶々の夜を過ごすことになります。

今日のじょん:本文に登場でお休み。
 

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