或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Denise Donatelli

2011-06-14 05:50:35 | 200 ジャズ
中古でEsotericの高級CDプレーヤーを購入してからというもの、家の中のありとあらゆるCDを聴き直している。この時期になるとイヴァン・リンスを中心としたブラジルものがメインになってくるのだけど、今年しっかり聴いているのは何故か女性ジャズヴォーカル。おそらくオーディオの視聴用として聴き込んだ影響で、なんとなくその延長線上になっているのかなとも。

ここ1ヶ月で10枚程度は買い込んだかな。なにせこのところ音楽業界に疎くなっていて、最近どんなアルバムがリリースされているのか全く知らない状態。だけどAmazonをサーチしていると、”この商品を買った人はこんな商品も買っています”というPOPが出てくるので、それを芋づる式にたぐっていくことにより、なんとか好みのアルバムに辿り着いているって感じ。

その中からお気に入りを紹介していこうと思うのだけど、そのトップバッターがデニース・ドナテッリ(Denise Donatelli)。彼女のHPがあるのでプロフィールを調べてみた。生まれはペンシルヴァニア州で、幼い頃からピアノに親しんでいて、歌い始めたのは自分の息子に手がかからなくなってからとか。いわゆるシングルマザー。つまり遅咲きということか、年齢不詳だし。

最初に購入したのが「When Lights Are Low」(2010年)。ピアノがジェフ・キーザー(Geoffrey Keezer)で全体をプロデュース。彼の音楽性が色濃く反映されている。昔ブルーノートで聴いたことがあり、なかなか知的なプレイをすると感心したのを思い出した。どの曲もハーモナイズに工夫が施されていて、かなり先進的なアルバムに仕上がっている。特に選曲が印象的だった。

ヴォーカリストとして声量はないものの、ディクションやアーティキュレーションに品があって、なによりピッチが良い。声のかすれ具合に色気もある。次に購入したのがデビュー作の「In the Company of Friends」(2005年)。こちらはよりオーソドックスで落ち着いたアレンジ。サプライズはラストチューンの”When Summer Turns To Snow”。デイブ・グルーシンが作曲してオリジナルはセルジオ・メンデスの「Fool on the hill」(1968年)。おいおい、なんて趣味なんだよと感心することしきり。いや、素晴らしい。

When Lights Are LowWhen Lights Are Low        In the Company of FriendsIn the Company of Friends

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