或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

スタインウェイ

2013-11-25 05:11:06 | 200 ジャズ
先週の日曜日は、自身のソロコンサート。場所は広島では最もメジャーな、旧厚生年金会館[現広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)]。2千人も収容できるこんな広い場所でジャズのソロピアノを企画するなんて、プロモーターもどうかしてると思いながら、熱望されたのでやむなく引き受けた。キース・ジャレット以来ということなので、その方が緊張したけど。」

なんてコメントを一度で良いからしてみたいなと思いつつ、全て妄想の話。だけど写真は合成じゃありません、ホンモノ、それと場所も。種あかしをすれば、半月ぐらい前、朝起きて新聞を読んでいると、ある記事に目が止まって。この会館の自主事業で”コンサートホールでピアノを弾こう”という企画が紹介されていた。一般市民にホールとピアノを時間貸しするというもの。

なんかピンと体に衝動が走り、その日のうちに事務局へ電話して即予約。広島市民だと1時間2千円で、それ以外だと2千5百円。これは安い。ただしひとり1時間まで。それからあれこれ考えて決めたのが、せっかくのチャンスだから撮影会も兼ねてやろうと。ということで娘夫婦に頼み込み、娘にはデジカメで、娘婿にはビデオレコーダーを渡してカメラマンになってもらって。

当日会場へ行きロビーで待っていると、前の人の演奏が壁越しに聴こえてきて。おそらく音大生か何かで何曲かクラシックの独奏曲を通しで練習していた。それが終わりいよいよ自分の番。ステージには2台のピアノが置かれていて、スタインウェイのD-274とヤマハのCFX。まずはD-274で、おもむろに自分のオハコのバラードである”Meaning of the blues"を。

驚いたのは音量。よく響くこと。フツーに弾くだけでホールの隅々まで伝わっていくって感じ。D-274はスタインウェイのフルコンサートグランドとしては最高峰の楽器で、価格は約2千万円。上品でおとなしいCFXと比較すると、とにかくよく鳴り、同時にタッチによる音の表情の変化が付けやすい。いや素晴らしかった。久しぶりにミュージシャン魂が昂ぶったなあ。

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2 コメント

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良い体験を (とど)
2013-11-29 16:35:53
なさいましたね。

少し畑違いですが、私は最近 市の図書館で目の不自由な方のための代読ボランティアを始めました。色々学ぶことが多いです。
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素晴らしい活動を (ハンコック)
2013-11-30 05:52:32
始めましたね。

ボランティアなんてなかなかできるもんじゃないと思います。頑張ってくださいね。ピアノはねえ、おそらくもう二度とこんな機会はないと思います。貴重で素敵な体験をさせてもらいました。
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