或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

L'EAU BLEUE D'ISSEY

2008-04-02 06:12:32 | 500 ファッション
春めいてきたし、ちょうどこれまで使っていたのがなくなったので、久しぶりにオーデコロンを買い替えました。いわゆる気分転換ってやつ。店でサンプルをいろいろと試してみたけど、結局落ち着いたのがイッセイ・ミヤケの「ローブルードゥイッセイ オーフレッシュ(L'EAU BLEUE D'ISSEY EAU FRAICHE)」。初めて見る商品だなと思ったら、2006年の男性向けの新製品。

メーカーのキャッチコピーは”流れ行く水を表現した「ローブルー」のもう一つの形。ムスクとホワイトパチュリをベースに、ミントやベルガモットの爽やかさ、ピンクペッパー、マテの甘さ、異なる個性が響きあいます”、ということらしいけど、何のことやらよく分からない。簡単に言えば、ウッディ&アロマ系で割りにおとなしくて、上品だけどちょっぴりセクシーといったところ。

調べて分かったけど、これって資生堂のプロデュース。実際にはパリに設立した100%子会社「BEAUTE PRESTIGE INTERNATIONAL」のデザイナーズブランド商品。社長に本場フランスの香水業界人を起用し、生産拠点もロアール川流域の香水産業集積地であるジアンにあるとか。日本の国籍を全く感じさせない、いわゆる”メタナショナル”戦略なんだろうな。

資生堂としては日本の香水が後発だったため、とにかくまずは本場のセンスと技を吸収しようとしたらしいけど、海外から積極的に学ぶという姿勢は評価できるし、その結果として香水ブランドとしてのイッセイ・ミヤケを確立できているのは素晴らしい。

なんてお堅い企業論になってしまったけど、まあこんな能書きはどうでもよくて、要は女性の嗅覚に訴えることができるかどうか、それだけの話。そのために気を使ってはいて。オーデコロン以外の化粧品は全て、それとシャンプーやリンスといった入浴用品まで全て無香料にしている。やはり香りのバッティングはマズイから。問題は肝心のお相手がいないことぐらいかも。

ローブルードゥイッセイ オーフレッシュ