或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ライジング・サン

2006-01-10 06:29:19 | 350 映画
映画「Memories of a Geisya(邦題はSAYURI)」が公開されましたね。今日はそれと似ている米国映画「ライジング・サン」(1993年)の紹介。DVDの新古品が500円だったので最近購入。共通点は海外から見た日本。主演がショーン・コネリーとウェズリー・スナイプス。音楽は武満徹。1990年前後のロスを舞台にした日系企業にまつわるミステリー。

封切り時に観ましたが、そんなにヒットしなかったけど、興味があったせいか印象に残ってます。内容はミステリーと言いながら、いわゆるジャパン・バッシング。1980年代の自動車輸出規制とかスーパー301条とか、日本人がエコノミックアニマルと酷評された時代の、米人から見た日本がテーマ。全米公開時には日系人団体から上映反対の抗議運動が起こったとか。

ちなみにライジング・サン(Rising Sun)とは、日章旗や旭日旗のこと。敵国としての日本を暗に示す意味でも使われるそうです。上の写真は私が読みきった数少ない洋書で、この映画の原作本の表紙。著者はあの有名なマイケル・クライトン。

海外出張が増え始めた頃で、世界の中で“日本”ってどう思われてるんだろうと思って。例えば住宅。海外に行くと、住宅様式やそれを取り巻く風景からその国の伝統やお国柄が伝わってきます。

それじゃ日本は?ってことになると、最近じゃ純和風住宅なんて珍しくて、英国風、イタリア風なんでもあり。まったく節操がない。まあかくいう私の家もアーリーアメリカン調。やはり茶室とかがある純和風の家を建てるべきだったかなあ。(笑)

映画で印象に残っているのは“女体盛り”のシーン。日本のヤクザが全裸の白人女性をあお向けに寝かせて、体にお刺身とかを並べて。別の女性に日本酒を注がせて飲みながらそれを食べる。分かります?こんなの見せるからよけいに日本のイメージが下がりますよね。(笑)

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