ハロプロ感想・雑記・備忘録、１２／１２

　ハロプロ的には、先週水曜日の放送で今更でしょうけど「FNS歌謡祭」について書くべきでしょう。なにぶん４時間以上の番組なので、当日見れなくて録画したものを見るのにも数日掛かりました。

• FNS歌謡祭　ドリ娘＆モー娘

　まずは番組全体の感想から。夏の特番が過去ＶＴＲだらけで叩かれたからか、今回は過去ＶＴＲはほとんど無しで大変豪華な番組になったと思いました。基本は「コラボ」だったのですけど、感想としてはオリジナルを越えるコラボって難しいなあという印象。やっぱり、自分の持ち歌を自分ひとりで唄っている場合の人の方が良かったように思いました。

　歌唱力からか、布施明さんがやたら唄っていたのも印象的。やはり生歌の実力は抜きん出ている。逆に嵐の歌唱力が話題になっていたけど、これは生演奏の方に音声レベルを合わせてしまってマイクの音量が不足したためだろう。

　個人的に一番良かったのは、久保田利伸・ＳＭＡＰの連続のところ。やっぱり歌を全部知ってるし。嵐は人気なのでしょうけど、おっさんは聞いたことはあるけど唄えないんです。笑ったのは「スタンド・バイミー」のコラボ。ベンＥキング・ＡＩ・ＪＵＪＵの３人で唄ってたんですが、ベンＥキングがずっとＪＵＪＵさんの方を見て唄っててＡＩさんがっくり。最後にＡＫＢさんご苦労様。

　そしてハロプロ勢ですが、まずオープニングで「愛は勝つ」の一員として登場。４期までのメンバーが事務所のベテラン達とステージへ、9・10期の新人達は３階バルコニーでその他の中堅メンバーは２階バルコニーへ。２階メンバーは２人一組で一応映りましたが、３階は全体ショットのみ。でもこれは仕方が無い。　今年入った新人が、モー娘だというだけでこのメンバーの中でそれなりの扱いを受ける方が間違っている。

　次の出番は、ドリ娘と現役モー娘のコラボ。ラブマと恋レボのメドレーだ。現役メンバーはバックダンサーだったけど、この２曲はドリ娘のものだから彼女達が唄ってこそ意味があるのだから仕方が無い。それでも、最後はちゃんと前に出してくれた。先輩後輩のコラボなのだから、他とコラボよりよっぽどましだ。

　６期の二人は意味深な文章をブログに書いていたし、2ｃｈなどではファンがバックダンサー扱いへの苦情も書いていました。　しかし、何でもっていう訳ではもちろん無いけど、プロならＴＶ局から望まれる仕事を気持ちよくビシッとやることが一番大事でかっこいいと思います。（今回そうじゃないとは書いてませんよ）

　ＳＰＥＥＤはＡＫＢとのコラボとなって自分達の思うようなパフォーマンスはやらせてもらえませんでした。そして次は後輩のｗ-ｉｎｄｓの完全なバックダンサー。しかし、クールなダンスでバッチリ決めてくれました。めっちゃかっこよかったです。

　道重さんの「１万円生活」で現役娘メンバーが部屋に集合して、みんなで唄ったのも「恋レボ」。これだってＴＶ側の演出じゃなかったら絶対に唄うはずが無い曲。　でも残念ながらＴＶ局に求められているのはこれなのです。

　この２曲まではいかなくても、ある程度みんなが知っているようなヒット曲を現役娘が出せば状況は変わる。本当の意味でのコラボも出来るだろう。それまで、前向きに奮起してくれるのを心から願っています。

　－－－－－－－

　このドリ娘。ここ数年、モー娘に限らず過去ＶＴＲが視聴率が高いという流れでピンクレディーやＳＰＥＥＤの復活があった。そして30代の人にとっての懐メロであるモー娘を見たいという需要があるのだが、ご本人登場で「ラブマ」と「恋レボ」を現役モー娘が唄っても違和感なのだ。

　そこで、ドリ娘結成となったのだと思われます。もちろん仕事が順調でないＯＧメンバーの救済という側面もあるでしょう。来年２月の締めくくりシングルまで、ドリ娘がシングルを出さなかったのは現役メンバーとの兼ね合いなのでしょう。

　でも、「ラブマ」と「恋レボ」ばっかりではいつまでもというわけにもいきません。シングルを１枚しか出さない以上、ずっと続けるつもりも無いのでしょう。中澤さんも福岡在住なら、今迄ほどの活動は難しくなるだろうし、といって中澤さん抜きのドリ娘は意味が無い。

　ひとまず一区切りをつけそうですけど、結局は年に４～５回のコンサートと、数回のＴＶ出演で細々と続いていくとみますがどうなるでしょうか。