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世界最高の監督

2017-11-28 | テレビ番組

 世界的なスポーツ等の指導者が中高生を1週間指導するTV番組「奇跡のレッスン」の今月分は、ラグビーで強豪の現イングランド代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんでした。彼は前回のラグビーW杯で南アを破るなど大活躍した元日本代表ヘッドコーチとして日本でも有名。まさか、エディーさんが今更日本の高校生の指導に登場するとは誰も思っていなかったのか、目黒学院のラグビー部員も本気で驚いていた。

 通常この番組は普通の部活の生徒に対する指導なのですが、今回は目黒学院という学校に。最近は3年連続して花園を逸していますが、過去は5回全国制覇をした古豪。今でもトンガなどの外国人選手も多数在籍し、コーチ陣も外国人を含み4人いて専用グラウンドやクラブハウスもあるという、いわゆる「普通の部活」レベルではなく全国でも上位を目指す強豪校の一つ。

 つまり、今回のレッスンは正味4日という短さもあるのでしょうが、基礎の反復というよりはその先の元々強いチームをどうやってもうワンランク上げられるかというのが見どころ。コーチや選手も全員がエディーさんに最高のリスペクトをしているので、全てを必死に聞いて直そうとする姿勢が素晴らしい。

 彼は、練習のための練習はしないというポリシー。声の連携も含めて、常に実戦と同じ状況判断とスピードを練習に求める。問題があればすぐに止めて全員にそれを教えていく。指導を全員に共有させるためだ。その指導は具体的かつシンプル。最後には専修大学の1・2年生選抜と対戦して勝利する。

 実は番組で見るほどには数日の指導で激変した訳ではないのでしょうが、チーム全体がみんなの声出しによって一体感が増しているのは事実だったろう。それといわゆる「控え組」の活性化も興味深かった。自分に自信が持てないからか、どうしても控えめで静かな控え組。そこに活を入れることや、数人のメンバーを入れ替えることによって全体の練習がより激しくなっていく。エディーさんの選手の能力や特性をつかむのには驚かされるばかりでした。

 この4日だけのお陰ではないのでしょうが、目黒は4年ぶりの花園行きを決めました。本当はどのぐらい強いのかが全国の強豪との対決で明らかになる。そういう意味からも年末が楽しみです。

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