合同チーム

　高校野球の予選が全国で始まりました。例年全国で最初に代表が決まる沖縄では、早くもベスト4が出揃った。まだこれから始まる地区もあったりして、段々盛り上がっていくのでしょう。

　私はこの時期になると、NHKのデータ放送で毎日その日の予選の結果を見るのを楽しみにしています。5回裏まで0―7で負けていたのを6回表に9点取って逆転した試合とか、スコアを見ただけで興奮したりしてしまいます。

　そんな中で、目に留まったのがいくつかの学校が一緒になって参加する｢合同チーム｣が増えた事です。特に地方で多いのと、都会でも言い方は悪いのですが偏差値的に下位高がいくつか集まって合同チームを作って参加しているようです。

　確かに10代の人口が激減している中で、野球チームを編成するだけの部員を1校だけでは集められないというケースが増えてしまったので、そういう学校の生徒でも無理やり参加してもらう為にそういう制度を認めたという事。昔なら部員が集められないから仕方がないで終わっていた話ですが、野球人口自体も減っていることもあって背に腹は変えられないということだろう。

　そんな学校の中に兵庫の名門校の名前があった。創部100年という事で、昔からの高校野球ファンなら名前はよく知っている学校です。ニュースによれば学校は他校と既に統合されていて、創部100年の区切りの今年まで残したと言った方が正確なようです。昨夏のPLの廃部といい、少子高齢化や野球人気の低下もあって色んなものが変わっていくんだなと思うと共に、私も歳を取ったなと実感します。