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中立公正でなければ

2019-11-18 | ニュース

 日曜日の朝にNHKで愛知トリエンナーレ「表現の不自由」展についての番組が放送されていた。番組の視点は、一部の展示物について右翼からの暴力的な抗議で展示中止に追い込まれたが、表現に自由を守るために反対派と意見を戦わせる中で展示再開に漕ぎつけたというものだった。

 このNHK、先日は朝のニュース番組の中でも川崎での映画祭で慰安婦映画の上映中止について同じ様な視点で10分以上特集していた。これらの番組が一番言いたかったことは、表現の自由が右翼に脅かされているということなのだろう。

 私がこれらのNHKの伝え方に違和感を感じるのは、特定の立場からのみ報じているからです。まず、問題になっているものが本当に妥当なものなのかの、真の内容がほとんど伝えられていないこと。そして、それを税金で支援していわゆるお墨付きを与えるのが妥当なものなのかも伝えられていない。そして、同じように表現の自由がの脅かされているのに、自衛隊関連の展示やいわゆる右派と呼ばれる人の講演会が、左翼の暴力的とも言える抗議で中止に追い込まれている事は一切報道しないということです。

 愛知の件にしても、それが個人が自由に自分たちで資金を集めてやる分には文句のある人は多くないのではないかと思う。公的施設で11億円以上の税金を掛けてやることがおかしいという抗議が大部分ではないのでしょうか。私的に展示した場合にも公権力や暴力で展示ができないのなら「表現の自由」云々を言えるのでしょうが、今回の一連の事で「表現の自由」を口にするのは違うと思う。要するに話をすり替えているのです。

 朝日の慰安婦報道の誤報を認めた会見で、慰安婦自体はあったのだとして謝罪を拒んだのと同じやり方だと思う。人間狩りして慰安婦を集めたとされた事が非難されていたのに、慰安婦はあったとして話をすり替える手法。当時は売春防止法もなく違法でなくそういうものはあったのは誰も否定など否定していなかったのに。それがいわゆる左翼のやり方なのだろう。

 NHKは法律で強制的に受診料を徴収する放送局です。それがこれほど思想的に偏った番組や特集を放送していいのだろうかと疑問しかありません。そもそも放送法があろうと、編集権とやらである程度の自由はあるのでしょうが、強制徴収権のあるNHKには、少なくとも公正中立な視点が義務付けられていると思います。ある程度の方向性は仕方ないにせよ、両論併記の原則ぐらいは守るべきではないでしょうか。

コメント
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