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少しは大らかに

2019-11-12 | 日記・エッセイ・コラム

 最近の日本は、すっかりお行儀が良くなったというよりも少し堅苦しいぐらいに無作法に厳しくなった。道路に吸い殻はあまり見られなくなり、つばを吐く人もあまり見なくなった。そして、立小便をする人もほとんど見ることはなくなった。確かに街は綺麗になったし、その方が気分もいい。でも、TVやネットで中国人が道につばを吐く事を叩いているケースを見るが、日本でもそれはやっていた事なのにと思ってしまう。

 私は最近ではそういうマナーも含めて、世の中が少々窮屈に思えてしまっている。確かに決まり事だから守らなきゃいけないのだろうが、大事と些細な事を全て同列の様に狂ったかのように責めるのはどうなんだろうかと思う。何らかの必要性があるから、決まりごとが決まったのは理解できる。でも、どうしても些細な事でも守られなければならない事もあれば、ある程度アバウトに状況に応じてでもいいものとかはあるはずだと思う。

 スマホの普及で、録画や録音が極めて容易になり、しかもそれが極めて容易にネットに流すことができる。相手が些細な事で決まり事と違う事をやった場合に、それをネットに流して世間の声を味方にして責めるなんて事も今どきなことだろう。

 声の大きな人に過敏に動かされる社会。それの窮屈さなのだと私は思う。明らかに車が走っていなくて安全ならば赤信号でも渡っていいし、屋外で周囲に人があまりいないような所ならば喫煙禁止の場所でもタバコを吸っていいし、川に立小便だってやってもいいんじゃないだろうか。でもまあダメなんだろうな。

コメント
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