ローマ教皇が来日し、各所でミサや講演を行った。そんな中でのハイライトはと言えば、広島長崎での核廃絶メッセージだったと思う。その内容は非常に素晴らしいもので、核の抑止力を一定程度あると思っている私でも納得するところも多いものでした。
しかし、そのメッセージが本当に何らかの影響力があるのかと問われれば、う～んと思わざるを得ません。確かにメッセージを発信したのが被爆地である事の意味はあるのでしょうけど、核保有国でない上にキリスト教国ではない日本からというのは、言い易いところから発信したという感がしてなりません。
どうせするなら、中国なりロシアでやった方が意味も意義もあると思う。アメリカや日本からこういうメッセージは発信しても、それはそういうメッセージを出せる自由があるからだし、ある意味発言の自由がない国から発信しなければ本当の意味での影響力は極めて限定的ではないだろうか。
