はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

現アニメ「ドラえもん」残り一か月半

2005-02-17 00:24:15 | 藤子不二雄
 アニメ「ドラえもん」の世界では、2006年の新作映画が「のび太の恐竜2006」と発表された事が大きなニュースとなっている。この件については色々と思うところもあるが、まだスタッフも総監督:楠葉宏三と監督:渡辺歩の二人しかわかっていないし、4月よりの新体制ドラの声優も未発表で不確定要素も多いので、いずれ、もっと多くのことが分かってから当ブログでもきちんと取り上げたいと思う。
 それよりも、現体制アニメドラの締めくくりとなる3月までの新作のうち、3月11日放送分に「45年後…」が予定されていることの方が、一年以上先の新作映画よりも、よっぽど気になる。はたして脚本、コンテ、演出、作画監督は誰なのか。45年後ののび太の声優は誰になるか(安易に中庸助氏にはしないで欲しい)。スタッフについては、現在発売中のアニメ雑誌各誌が来月10日までの情報しか載せていないため、来月号が発売される3月9日までわからないと思われる。ギリギリまで知ることができないとなると、余計に気になってしまう。
 と、勢いで書いてしまったが、そもそも「45年後…」の原作は単行本未収録で、おまけに今まで一度もアニメ化されていないので、知らない人も多いだろう。原作については、19日発売の「ぼく、ドラえもん」最終号付録に掲載されるので、ぜひそちらを読んでいただきたい。タイトル通り、45年後ののび太が小学生のび太の所に来る話で、どちらかというと地味な内容だが、45年後ののび太が去っていく時に小学生のび太にかける言葉が印象的で、最終回が永遠に描かれることが無くなった「ドラえもん」という作品に、ある意味で区切りをつけるのにふさわしい作品だと思う。
 そんな、作品世界の「終わり」を感じさせられるような内容だからこそ、これまであえてアニメ化されなかったのではないだろうか。この点については、以前に自分のサイト内のコーナーで考察したので、興味のある方はご一読いただきたい。だからこそ、これまでのスタッフ・声優による現体制「ドラえもん」の締めくくりとしては、ふさわしい作品だろう。ただ、テレビ誌「TV Japan」によると本話の翌週18日にもレギュラー「ドラえもん」の放映予定はある。これはサブタイトルが載っていらず、どんな話になるのか、気になるところだ。また「TV Japan」は3月20日までしか情報が載っておらず、最終週の25日はドラの特番になるのか、他番組の特番になるのか、それとも普通のレギュラー放送があるのか、現時点では分からず、こちらも気になる。
 ともかく、一度も休み無く放送があるとしても、現体制ドラはあと6回。いつの間にか、両手の指で数えられるだけの回数になってしまった。自分自身の26年間の総決算という意味でも、残りの6回は、一度たりとも見逃せない。