はなバルーンblog

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CD『決定盤!NHKみんなのうたより大全集』を入手

2017-04-07 19:55:04 | みんなのうた
 本日、1987年版のCD『決定盤!NHKみんなのうたより大全集』全8巻(キングレコード)を、手に入れた。





 このCDは長い間探していたもので、元々は高校生時代にレンタルCDとして借りたのが聴くきっかけだった。だから、25年くらい前のことになる。
 全8巻・200曲(各巻25曲)収録という大ボリュームで、古めの曲も多く含んでおり、初めて聴く曲も多かったので、「このCDが欲しい」と強く思ったものだが、当時はパソコンも持っていなかったので、仕方が無くカセットテープにダビングして、そのテープを繰り返し聴いていた。今なら、PCでリッピングするところだ。

 さて、『みんなのうた』CDに昔からつきまとっていたのが、オリジナル・カバーの問題で、最近は「全曲オリジナル歌手」のCDも各社から発売されているが、昔は様々な事情から放送版とは別の歌手がカバーした曲も含まれていた。
 この『決定盤!NHKみんなのうたより大全集』でもその問題は避けられず、ぶっちゃけた話、放送版のオリジナル歌手の割合はそんなに高くない。しかし、実際に聴いてみると、カバーの歌手でも極力放送版に似せようとしていることが伝わってきて、印象は悪くない。アポロン版の「南の島のハメハメハ大王」なんて、自分の色を出しすぎて水森亜土の面影が全然無いが、そういうのに比べるとかなり原曲に忠実ではある。
 ちなみに、カバー歌手としては、ダントツにたいらいさおの曲が多い。その次が、芹洋子か。たいらいさお、アニメソングで仕事が無いと思ったら、こんなところで歌っていたんだなあと妙な感慨に襲われてしまう。
 もちろん、このCDでも原曲に似ていない曲もあるのだが、聴き慣れてしまったのでそれはそれで味として許容できるようになってしまった。

 オリジナル歌手の割合はそんなに高くないが、それでもオリジナルで聴ける曲もそれなりにあり、「夢を盗むギャングたち」や「ぼくは大きな石ころさ」などがオリジナルで聴けるのは、貴重だと思う。
 それに、オリジナル歌手でなくても、「えんぴつが一本」のようなレア曲が収録されているのは注目に値する。ちなみに、放送オリジナルは坂本九だが、こちらは未だにCD化されていない。

 そんな感じで、個人的に非常にお気に入りのCDだったが、とっくの昔に廃盤だったので、中古品をずっと探していたのだが、見つかるのは1987年版ではなく全10巻(各巻20曲収録)の1991年版ばかり。こちらの1991年版は、一部の収録曲が異なる上に、なぜか歌手だけ差し替えられた曲もあると言う不可解な内容であり、私としてはあくまで1987年版が欲しかったのだ。
 以前、第2巻のみ見つかったが、その後はずっと入手できないままだった。それが、先日とうとう某所で全8巻セットで売り出されているのを発見したのだ。定価よりは安いが、全8巻セットなのでそれなりのお値段ではあった。しかし、次はいつ出会えるかわからないので、思い切って購入したという次第。本日、無事に全8巻セットが届いた。

 と、言うわけで、この文章はそのCDを聴きながら書いている。
 長年の宿題を一つ、片付けることが出来た気分だ。『みんなのうた』関連では、DVD-BOX以来の大きな買い物になった。このCDは、これからも繰り返し聴くことになるだろう。

 なお、このCDの収録曲については、こちらのサイトにまとめられているので、気になる方はご参照を。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タイトルなし (kerk)
2021-03-03 21:32:41
こんにちは。
私も子供の頃の懐かしさから何年もこのCDを探していて5年ほど前についに手に入れました。
91年版はジャケット絵も同じものを流用しているせいで私も探すのに相当苦労しました。
同じような人がいると知って驚きです。

それにしても数年に一度出るか出ないかのレベルのものを定価よりより安く手に入れるなんて相当運がいいですね。私は定価より高くつきました。ですが、いい曲ばかりで今もよく聞いています。「泣いていた女の子」「トタン屋根のワルツ」「サラマンドラ」「詩人とつばめ」「星占いキラキラ」などが好きです。
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紛らわしい1991年版 (おおはた)
2021-07-27 20:50:27
 はじめまして。

 kerkさんもこのシリーズを探しておられたのですね。おっしゃるとおり、1991年版はジャケット絵も同じでジャケットデザインそのものもほぼ同じですので、結局裏にして収録曲数を確認しないと、どちらかわからないんですよね。私も、探すにあたって相当紛らわしかったです。
 セットで安く手に入ったのは、タイミングと運がよかったんでしょうね。ふと思いたって、検索したらたまたまヒットしたのです。こんな事もあるんだなあ、と思いました。
 このCD、オリジナル歌手ではなくてもかなり古い曲が収録されており、そこが魅力のひとつですね。本文にも書きましたが、「えんぴつが一本」が入っているのは嬉しいところです。
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Unknown (12エトみん)
2021-11-10 12:55:54
私は91年版のCDを近くの図書館で今年2月に借りてきました。第9集を除く全8巻借りてきました。(第2集は図書館に無かったので、自分でヤフオクで落札しました。)
第9集は知っている歌が殆ど無かったので借りませんでした。
この91年版の大全集は支援学校の高等部の先生がみんなのうたが好きで、私も先生や友達と聴いていたのを思い出しました。2013年当時私は15歳。あれから8年
私は現在23歳です。
また聴いてみたくなり近くの図書館にあるよ!って先生が教えてくれたことを思い出し行ってみました。
まだありました。この大全集全200曲という大ボリュームで飽きずに今現在も楽しませて頂いてます。
私は、たいらいさおさんの歌がお気に入りです。
この方は丁寧で真面目さもありながら、どんな曲も楽しんで歌っているのが伝わってきます!
特に好きなのは、「うちゅうのうた」「空飛ぶペンギン」
双方とも、たいらいさおさんの歌唱です!
メルカリで87年版も出品されてるのも時々見かけますが、私は91年版で大満足ですので購入はしてません。
87版と91年版は確認した所一部の歌で歌手が異なっていますね。私も何故かは解りませんが。
例えば「大きな古時計」
87年版は三林輝夫さんですが91年版になると森みゆきさんに男性歌手から女性歌手に変更されてるのを確認しました。どうしてこのような事になるのか不思議ですね!
でも91年版は最高に良いCDです!
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91年版 (おおはた)
2021-12-05 20:21:02
 12エトみんさん、コメントありがとうございます。
 87年版でも91年版でも、たいらいさおさんは大活躍ですね。元々違う歌手が歌っていた歌でも、様々な声色でオリジナルに寄せて歌っているのは凄いと思います。それに、どの歌もやさしい感じがします。
 87年版と91年版で一部歌手が違うのは不思議ですよね。歌手との契約が切れたとか、なんらかの権利関係の都合ではないかと想像しています。
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Unknown (みぽん)
2024-02-05 19:00:11
それをいうなら、アポロン版のおもいでのアルバムも、みんなのうたの放送は、芹洋子さんと女性歌手ですが、アポロン版は、男性歌手【鈴木康夫さん】による歌唱で、イメージダウンしてしまってます。というか、かなり、原曲とかけ離れてしまっています。まずイントロが何の歌か分からないです。
でも、決して、鈴木康夫さんの
おもいでのアルバムも悪いと言うわけではなく、
最初に聴いた時は、かなり違和感アリアリでしたが、今では慣れました。6番のみ、子どものコーラス入りです。
私は、男性歌手が歌う【おもいでのアルバム】は、これで初めて知りました。
でも今では、鈴木康夫さんのこの歌も大好きだし、いい曲だと思ってます。
因みにアポロン版の南の島のハメハメハ大王は
stayと東京荒川少年少女合唱隊が歌ってます。
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