最初に断っておくが、今回の話題は、気にしない人にとっては全く「どうでもいい事」だと思う。
まあ、このブログで扱う話題全体がそんな感じなのだが、特に今回はその傾向が強いので、以下の文章を読んで「何言っているんだ、こいつ」と思っても、生暖かい目でスルーして下さい。人それぞれ、「こだわる部分」は違うのです。
わざわざ、こんな断りを入れて何を書くかというと、アニメ『エスパー魔美』のOPについてだ。
アニメ『魔美』についてはDVDの次回予告未収録問題を当ブログでも取り上げたが、その甲斐あってか(?)、DVD-BOX下巻収録分には次回予告が付いた。その仕様は後に出た単品セル版とレンタル版でも同様で、全20巻のうち11巻以降は次回予告が収録されている。
最近、ふと最終回の予告を観たくなって、レンタル版の第20巻を借りた。『魔美』DVDは地元のリアル店舗には全然置いておらず、ネットレンタルを利用せざるを得ないのが困った点だが、それはともかくとして、レンタル版20巻にはちゃんと予告が入っており、1990年代の再放送以来、久々に最終回の予告を観る事が出来た。
「パパ、がんばって! みんな、がんばって!」…やっぱり、これがあると無いとでは大違いだ。テレ朝チャンネルで最終話を観た時の微妙な物足りなさが、ようやく補完できた。こうやってあらためて観ると、予告も立派な作品の一部なのだとよくわかる。
最終話以外では、「とうとうコンポコの正体が判明するのか?」とだまされた「嵐に消えたコンポコ」の予告も懐かしかった。番組終了が近かったせいもあって、本放送時にこの予告を観た時は本気でそう言う話だと思って期待してしまったのだ。
このように、DVD後半の巻は、次回予告については問題ない。それより、驚いたのはOPだ。
DVD-BOXが出てから3年近くが経つが、これまで「OPがおかしい」と言った話を聞いていなかったので、てっきり本放送版のOPが収録されていると思っていたが、実際に収録されているのはテレ朝チャンネルと同じくスタッフクレジットを入れ直した捏造版OPだった。これにはガックリきた。
「捏造」はよくない呼び方とは分かっているが、自分の愛着のある本放送版の映像とは異なるので、あえてこう書かせていただいた。この捏造版OPは、クレジット表示のタイミングと位置は本放送版に準じているが、フォントが明らかに本放送版と異なり、後から作り直したのが一目瞭然だ。本放送版のフォントは後番組の『チンプイ』とほぼ同じ物が使われている。
DVD第20巻に収録されているOPは後期の「S・O・S」版のみ。それでは、「テレポーテーション ~恋の未確認~」版はどうなっているのか。それを確認する為に、今度は第15巻を借りてみた。それが昨日届いたのだが、やはりこちらも捏造版OPだった。
15巻を選んだのは、テレ朝チャンネルで唯一本放送版らしきOP(原作者名が「藤子不二雄F」名義、フォントも当時のもの)が付いた特番用エピソード「マイエンジェル魔美ちゃん」が入っており、捏造版OPとの比較対象として妥当だと思ったから。せっかくテレ朝チャンネルで本放送版OPが付いた「マイエンジェル魔美ちゃん」も、DVD15巻では他の話と同じく捏造版OPに差し替えられている。
ここまで読んできて「捏造版OPの何が問題なんだ」と思われる方もいるかもしれない。
私自身が捏造版OPを嫌う理由は、二つある。一つはごく個人的な感情の問題で、「自分が見慣れた懐かしい映像ではない」こと。OPアニメ自体は変わらなくても、そこに被さるスタッフクレジットのフォントが変わると画面全体から受ける印象はかなり違ってくる。
もう一つは、「スタッフの変遷が分からなくなってしまう」事であり、これは感情だけでは済まされない問題だ。後期OPの「S・O・S」版は使用期間が短かったのでスタッフの変化はないが、「テレポーテーション ~恋の未確認~」版は第28話から第107話まで長期に渡って使われたので、本放送時には途中でスタッフの変更があった。具体的に言えば、最初三人だったプロデューサーが、途中から一人増えて四人になっている。
にも関わらず、捏造版OPはプロデューサー三人時代のスタッフクレジットを参考に作ったらしく、第107話まで一貫してプロデューサーは三人しか表示されない。「マイエンジェル魔美ちゃん」のOPで比べると、違いがおわかりいただけるだろう。
左・DVD(捏造版)、右・テレ朝チャンネル(本放送版?)
このように、実際には「テレポーテーション ~恋の未確認~」版OPが使われていた時期にプロデューサーが一人増えているが、現状ではテレ朝チャンネルは「マイエンジェル魔美ちゃん」以外は捏造版OPなので、その時期は分からないし、それはDVDも同様だ。
本放送版OPへのこだわりを「些細な事」と思う方もいるかも知れないが、大勢の人で作るテレビアニメにおいて、スタッフの移動、変化は見過ごせない要素だと思う。特に、この『魔美』の場合は、原恵一氏と長年にわたって監督、プロデューサーとしてコンビで作品を生みだしてきた茂木仁史氏が、プロデューサーに昇格した時期がわからなくなっているのだから、少し大げさに言えば日本のアニメ史を語る上で必要な情報が欠落してしまっている。
『魔美』のように捏造版OPを使い回すパターンはあまり聞かないが、DVDにおけるOP素材の使い回しは他にも例がある。例えば『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』DVD-BOX1では、初期の未完成版OPを30話全てに付けてしまうミスを犯している。BOX2では完成版が使われたが、時既に遅し。
現在『イッパツマン』の再放送等はDVD素材が使われているらしく、yahoo動画の無料配信で確認したら確かに第30話でも未完成版のままで、間の抜けた感じだった。
この件でスタッフが反省したのか、私の持っている『タイムパトロール隊 オタスケマン』『ヤットデタマン』DVD-BOXは、OP映像・スタッフクレジットともに本放送に準じた内容になっているが、『イッパツマン』については残念だ。『魔美』の件といい、手を抜くとこんな事になってしまうのだろう。
それにしても、『エスパー魔美』DVDに予告の件以外でも問題がまだあったとは。
もうこの件は蒸し返さないつもりだったが、あまりに驚いたのであえて書かせていただいた。結局、もし下巻に予告が入らなかったら、DVDはテレ朝チャンネル用の素材をほぼそのまま使い回した内容になっていたわけか。今更ながら、あきれてしまった。
続いて発売された『チンプイ』は、本放送版の前期・後期OPをきちんと対応する話数につけていて、次回予告も全話分収録されており申し分のない内容だったが、やはりこれは『魔美』DVDの失敗を踏まえた上で作られたものだったようだ。両作品とも好きなので、『魔美』が犠牲になった形なのは残念だ。
しかし、捏造版OPとは言え『魔美』の場合は本放送版に準じたスタッフ表示なので、まだましな方だ。
シンエイアニメシアターでは、明らかに本放送当時と表示位置も役職も名前も違っており突っ込みたくなる作品が多々ある。一番ひどいのは『パーマン』だろうか。音楽担当者の名前を間違え、本放送時にいたのかも怪しい「シリーズ構成」の役職があり、さらにEDで「ハル三」を「ハルミ」と誤植。いい加減にもほどがある。
シンエイ動画作品の本放送がどれだけ貴重か、シンエイアニメシアターと『魔美』DVDで思い知らされた。
子供の頃から親しんだ『ドラえもん』『怪物くん』『忍者ハットリくん』『パーマン』などなどの本放送版のOP・EDが観られる日は、今後果たして来るのだろうか。個々のソフト化でなくても、せめて「主題歌集」のような形で本放送版を観られる機会を作っていただきたいものだ。
まあ、このブログで扱う話題全体がそんな感じなのだが、特に今回はその傾向が強いので、以下の文章を読んで「何言っているんだ、こいつ」と思っても、生暖かい目でスルーして下さい。人それぞれ、「こだわる部分」は違うのです。
わざわざ、こんな断りを入れて何を書くかというと、アニメ『エスパー魔美』のOPについてだ。
アニメ『魔美』についてはDVDの次回予告未収録問題を当ブログでも取り上げたが、その甲斐あってか(?)、DVD-BOX下巻収録分には次回予告が付いた。その仕様は後に出た単品セル版とレンタル版でも同様で、全20巻のうち11巻以降は次回予告が収録されている。
最近、ふと最終回の予告を観たくなって、レンタル版の第20巻を借りた。『魔美』DVDは地元のリアル店舗には全然置いておらず、ネットレンタルを利用せざるを得ないのが困った点だが、それはともかくとして、レンタル版20巻にはちゃんと予告が入っており、1990年代の再放送以来、久々に最終回の予告を観る事が出来た。
「パパ、がんばって! みんな、がんばって!」…やっぱり、これがあると無いとでは大違いだ。テレ朝チャンネルで最終話を観た時の微妙な物足りなさが、ようやく補完できた。こうやってあらためて観ると、予告も立派な作品の一部なのだとよくわかる。
最終話以外では、「とうとうコンポコの正体が判明するのか?」とだまされた「嵐に消えたコンポコ」の予告も懐かしかった。番組終了が近かったせいもあって、本放送時にこの予告を観た時は本気でそう言う話だと思って期待してしまったのだ。
このように、DVD後半の巻は、次回予告については問題ない。それより、驚いたのはOPだ。
DVD-BOXが出てから3年近くが経つが、これまで「OPがおかしい」と言った話を聞いていなかったので、てっきり本放送版のOPが収録されていると思っていたが、実際に収録されているのはテレ朝チャンネルと同じくスタッフクレジットを入れ直した捏造版OPだった。これにはガックリきた。
「捏造」はよくない呼び方とは分かっているが、自分の愛着のある本放送版の映像とは異なるので、あえてこう書かせていただいた。この捏造版OPは、クレジット表示のタイミングと位置は本放送版に準じているが、フォントが明らかに本放送版と異なり、後から作り直したのが一目瞭然だ。本放送版のフォントは後番組の『チンプイ』とほぼ同じ物が使われている。
DVD第20巻に収録されているOPは後期の「S・O・S」版のみ。それでは、「テレポーテーション ~恋の未確認~」版はどうなっているのか。それを確認する為に、今度は第15巻を借りてみた。それが昨日届いたのだが、やはりこちらも捏造版OPだった。
15巻を選んだのは、テレ朝チャンネルで唯一本放送版らしきOP(原作者名が「藤子不二雄F」名義、フォントも当時のもの)が付いた特番用エピソード「マイエンジェル魔美ちゃん」が入っており、捏造版OPとの比較対象として妥当だと思ったから。せっかくテレ朝チャンネルで本放送版OPが付いた「マイエンジェル魔美ちゃん」も、DVD15巻では他の話と同じく捏造版OPに差し替えられている。
ここまで読んできて「捏造版OPの何が問題なんだ」と思われる方もいるかもしれない。
私自身が捏造版OPを嫌う理由は、二つある。一つはごく個人的な感情の問題で、「自分が見慣れた懐かしい映像ではない」こと。OPアニメ自体は変わらなくても、そこに被さるスタッフクレジットのフォントが変わると画面全体から受ける印象はかなり違ってくる。
もう一つは、「スタッフの変遷が分からなくなってしまう」事であり、これは感情だけでは済まされない問題だ。後期OPの「S・O・S」版は使用期間が短かったのでスタッフの変化はないが、「テレポーテーション ~恋の未確認~」版は第28話から第107話まで長期に渡って使われたので、本放送時には途中でスタッフの変更があった。具体的に言えば、最初三人だったプロデューサーが、途中から一人増えて四人になっている。
にも関わらず、捏造版OPはプロデューサー三人時代のスタッフクレジットを参考に作ったらしく、第107話まで一貫してプロデューサーは三人しか表示されない。「マイエンジェル魔美ちゃん」のOPで比べると、違いがおわかりいただけるだろう。
左・DVD(捏造版)、右・テレ朝チャンネル(本放送版?)
このように、実際には「テレポーテーション ~恋の未確認~」版OPが使われていた時期にプロデューサーが一人増えているが、現状ではテレ朝チャンネルは「マイエンジェル魔美ちゃん」以外は捏造版OPなので、その時期は分からないし、それはDVDも同様だ。
本放送版OPへのこだわりを「些細な事」と思う方もいるかも知れないが、大勢の人で作るテレビアニメにおいて、スタッフの移動、変化は見過ごせない要素だと思う。特に、この『魔美』の場合は、原恵一氏と長年にわたって監督、プロデューサーとしてコンビで作品を生みだしてきた茂木仁史氏が、プロデューサーに昇格した時期がわからなくなっているのだから、少し大げさに言えば日本のアニメ史を語る上で必要な情報が欠落してしまっている。
『魔美』のように捏造版OPを使い回すパターンはあまり聞かないが、DVDにおけるOP素材の使い回しは他にも例がある。例えば『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』DVD-BOX1では、初期の未完成版OPを30話全てに付けてしまうミスを犯している。BOX2では完成版が使われたが、時既に遅し。
現在『イッパツマン』の再放送等はDVD素材が使われているらしく、yahoo動画の無料配信で確認したら確かに第30話でも未完成版のままで、間の抜けた感じだった。
この件でスタッフが反省したのか、私の持っている『タイムパトロール隊 オタスケマン』『ヤットデタマン』DVD-BOXは、OP映像・スタッフクレジットともに本放送に準じた内容になっているが、『イッパツマン』については残念だ。『魔美』の件といい、手を抜くとこんな事になってしまうのだろう。
それにしても、『エスパー魔美』DVDに予告の件以外でも問題がまだあったとは。
もうこの件は蒸し返さないつもりだったが、あまりに驚いたのであえて書かせていただいた。結局、もし下巻に予告が入らなかったら、DVDはテレ朝チャンネル用の素材をほぼそのまま使い回した内容になっていたわけか。今更ながら、あきれてしまった。
続いて発売された『チンプイ』は、本放送版の前期・後期OPをきちんと対応する話数につけていて、次回予告も全話分収録されており申し分のない内容だったが、やはりこれは『魔美』DVDの失敗を踏まえた上で作られたものだったようだ。両作品とも好きなので、『魔美』が犠牲になった形なのは残念だ。
しかし、捏造版OPとは言え『魔美』の場合は本放送版に準じたスタッフ表示なので、まだましな方だ。
シンエイアニメシアターでは、明らかに本放送当時と表示位置も役職も名前も違っており突っ込みたくなる作品が多々ある。一番ひどいのは『パーマン』だろうか。音楽担当者の名前を間違え、本放送時にいたのかも怪しい「シリーズ構成」の役職があり、さらにEDで「ハル三」を「ハルミ」と誤植。いい加減にもほどがある。
シンエイ動画作品の本放送がどれだけ貴重か、シンエイアニメシアターと『魔美』DVDで思い知らされた。
子供の頃から親しんだ『ドラえもん』『怪物くん』『忍者ハットリくん』『パーマン』などなどの本放送版のOP・EDが観られる日は、今後果たして来るのだろうか。個々のソフト化でなくても、せめて「主題歌集」のような形で本放送版を観られる機会を作っていただきたいものだ。
やはり、そう言う事のようですね。
某ファンサークル上映会でも、シンエイ動画提供の藤子アニメは、いつも本編のみでOP・EDはありません。綺麗な状態で観られるのはありがたいのですが、きちんとOP・EDの付いている東京ムービー作品と比べると、どうしても物足りなさがありました。
>シンエイアニメのOPEDの謎といや、全部同じ物で統一かと思いきや「魔美」とかはちゃんと本放送時と同じく途中で変わるものがある点ですかね。
最後まで「テレポーテーション」で統一するのかも知れないと危惧していましたので、ちゃんと本放送の話数通りに「S・O・S」に替えてきたのは、かえって驚きました。いずれにせよ、わざわざテロップを入れ直して本放送当時の雰囲気が無くなっているのは残念です。
「テレポーテーション」はともかく、「S・O・S」には「原作 藤子・F・不二雄」のバージョンしか存在しないのですから、本放送版そのままで問題ないはずなのですが、再放送やDVD収録に堪えないほど劣化しているのだとしたら残念です。DVDで『チンプイ』の初代OPを観る限り問題はなく、これなら直前の『魔美』もそれほど状態は違わないと思うのですが。本当に謎です。
>まあ、私としては本編さえちゃんとしていれば良いと思ってます。
数年前に比べれば公式ネット配信やDVDレンタルの登場で、『魔美』を手軽に観られるようになった点は、素直に評価したいです。
ただ、他の会社なら普通に出来ている事すらできていないのが、大好きな作品であるだけに、どうしても残念なのです。『チンプイ』DVDでは本放送版OP・EDおよび次回予告が揃いましたので、いい方向に向かっていると思いたいです。
藤子系に限らずアニメ関係に非常に疎いので、いつも行くタイピングサイトの宣伝で今回の件を初めて知ったほどです。
DVDの件では色々ありましたが、Yahooの映像もあのシンエイアニメシアターの映像のままだったのに驚きました。というより、いまだにあの映像のままだったのですね・・・。
以前、魔美ウェブに関係者に問い合わせをされた方の書き込みがありました。何故かすぐに削除されてしまいましたが、結局は管理社(ここではシンエイ動画)の「価値観の相違」が原因だったようですね。つまり、シンエイ動画としては本編以外はさほど重要なものではなかったと言うのが要因だったのでしょうか。
「ドラえもん」の大ヒットが、シンエイの体質を悪化させたのかもしれませんね。「とりあえず出しとけば金になる」という、本当に拘る人を大切にしない体質になってしまったのでしょう。
シンエイアニメのOPEDの謎といや、全部同じ物で統一かと思いきや「魔美」とかはちゃんと本放送時と同じく途中で変わるものがある点ですかね。
まあ、私としては本編さえちゃんとしていれば良いと思ってます。ファンにだけの完全版商品としてひっそりと流通するより、今回のように中途半端なフォーマットながらも広く視聴できる環境さえ用意してくれればと思います。もちろん、本放送時と完全に同じ環境がベストではあるとはおもいますが、良い作品を埋もれさせてはいけません。
それにしても・・・何故あんなに宣伝してるのだろう・・・?藤子プロ金に困ったのかしら・・・??
>のぶ代版ドラえもんのDVDは二層じゃありませんし、劇場版も初期作品は
>どれもVHSリリース時用のアナログ映像を使い回してるせいでボケボケです。
はじめまして。
劇場版ドラDVDは、本当に酷いですね。本編が面白くて、かつ他に選択肢はないのであのソフトの出来でも売れてしまい、その結果VHSの使い回しのままDVDまで来てしまったのでしょう。ジャケットの微妙なイラストを含めて、作品本編は素晴らしくても映像ソフトの商品としては魅力を感じません。
>私は北斗の拳やドラゴンボールなどの東映作品も好きな物が多いので
>ソフトは色々と買いましたが、どれもDVD用に新たにテレシネされていて、
>奇麗なデジタルリマスターが施されてます。OPとEDはきちんと毎話それぞれの
>ものが使ってありますし、この差は何なのだろうと思います。
私も『ゲゲゲの鬼太郎』全シリーズのDVDを持っていますが、OP・ED・予告は完全に揃っています。『鬼太郎』第1作・第2作はOPで脚本家名が出ていますので、これが使い回しではお話しにならないところですが、しっかり各話に対応したOPが付いています。それどころか、細かいクレジット表記のバージョン違い(「企画」担当者および原作掲載誌の違い)まで映像特典に収録されていて、「そこまでするのか」と感動しました。
ここまで来ると、単に制作会社の違いだけでなく、DVD制作スタッフのやる気の有無も影響するように思います。映像特典のバージョン違いが仮に収録されていなかったとしても、商品としての欠陥にはならないレベルですから。
>現状ではシンエイ動画作品は
>本放送を録画しておくのが一番の得策のような気がしますね。そんな状態を
>少しでも早く改善してもらいたいところですが・・・。
『チンプイ』DVD-BOXで、いい方向に向かったとは思っています。ただ、後に続いてソフト化される旧作が今のところ出てきていませんので、今後はどうなのか、まだ判断し難いですね。
仮に『おぼっちゃまくん』を全話ソフト化したとして、テレ朝チャンネルと同じく全話が捏造版OP・EDで予告無しでは問題外でしょう。『チンプイ』と同時期の作品ですから、その気になれば本放送版の素材はありそうですが、テレ朝チャンネルでの放映状態を見ると、単純に年代で素材の現存率が異なるわけではないようで、どうもよくわかりません。
◆毒舌なのでミスターXで…さん:
>大山ドラは話数が多いし、新作と旧作の構成なので放送当時の形でソフト化するのは難しはいこと理解していました。だから、わさドラのDVD化には期待していたのですが、結局、こちらも同じでしたね。
わさドラは収録形態も問題ですが、セル版が話数を絞った傑作選で、レンタル版の方が大幅に収録話数が多いというのがひっかかります。いずれにせよ、完全収録版を出す考えはないようですが。
大山版ドラのソフトが現状のようなOP→本編の連続→EDの構成になるのはやむを得ないとは思いますが、せめてスタッフと声優の表記はしっかりして欲しいところです。プロデューサーだけソフト発売当時のメンバーを記載するなど、非常に中途半端です。
また、巻によっては、OPを大杉さんが歌っていた3代目アニメから、歌だけをを山野版に差し替えており、歌とアニメのタイミングがずれてしまい、これも意味不明です。「ハイ!タケコプター」のところで明らかにドラの口の動きとセリフが合っていませんから、本放送を知らなくても違和感があるでしょうね。
◆ケデラッタさん:
「のび太の恐竜」VHD版の件へのフォロー、ありがとうございます。
VHDという馴染みが無く、現在は消えてしまった規格のソフトに関する話なだけに、実際に現物を見て確かめた人はかなり少なそうですね。劇場版ドラは、LDですら途中でリリースが止まってしまいましたから、VHS以外のソフトの流通量自体、あまり多く無さそうです。
のび太の恐竜ですが、VHD版を実際に見て検証された方のブログによると、VHD版ジャケットの誤表記から発生したウワサの可能性が高い事が明らかになりました。
このことが事実であれば、のび太の恐竜もスタンダード制作だったという事になります。
こちらのブログを参照してください。
http://hidosugiru.blog75.fc2.com/blog-entry-1169.html
のぶ代版ドラえもんのDVDは二層じゃありませんし、劇場版も初期作品は
どれもVHSリリース時用のアナログ映像を使い回してるせいでボケボケです。
ご丁寧に最後にはVHS時代の警告文まで出てきますよね。しかもVHSだと
一部疑似ステレオ化されていた効果音がDVDではモノラル収録のせいで
意味が無くなってますし、のび太の恐竜は左右画面カットですし・・・。
とにかく、やる気が感じられません。とりあえずあるものを使って
最低限視聴できるクオリティーでDVDにしました、という感じしかしないものが
かなり多い気がします。次回予告に関しては、同じシンエイ動画作品の
おぼっちゃまくんも一切未収録ですし、音質も本放送時よりだいぶ悪いです。
私は北斗の拳やドラゴンボールなどの東映作品も好きな物が多いので
ソフトは色々と買いましたが、どれもDVD用に新たにテレシネされていて、
奇麗なデジタルリマスターが施されてます。OPとEDはきちんと毎話それぞれの
ものが使ってありますし、この差は何なのだろうと思います。(しかし東映は
たまにマスターを紛失したりしますが・・・)仰る通り、現状ではシンエイ動画作品は
本放送を録画しておくのが一番の得策のような気がしますね。そんな状態を
少しでも早く改善してもらいたいところですが・・・。