はなバルーンblog

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突発的高岡旅行2021(3)完結編

2021-07-22 10:30:07 | 藤子不二雄
 前回の更新から間が空いてしまったが、高岡旅行のつづき。

 高岡旅行の三日目は、高岡市立中央図書館へと足を運んだ。





 ここは、藤子不二雄両先生のコーナーが作られており、藤子先生の単行本や関連本の蔵書が非常に充実している上に、資料のコーナーでは『ドラえもん』の初出版が初出誌からのコピーという形で全話揃っており、自由に閲覧することができるという藤子ファンにとっては夢のような図書館なのだ。
 藤子両先生の本が多数ある中でも、やはり藤子・F・不二雄先生の本が充実しており、藤子・F・不二雄大全集は全巻揃っているし、100年ドラえもんに至っては貸出可と館内閲覧用の2セットもある。さらに、藤子・F・不二雄大全集の全巻購入特典も置いてあり、「F NOTE」は三冊もあるので、この図書館は少なくとも大全集第1期を3セット購入していると思われる。
 100年ドラえもんに関しては、私は悩んだ末に買わなかったので、今回この図書館ではじめて読むことができた。
 中身を見ると、なるほど「現在のてんとう虫コミックス『ドラえもん』」そのまんまだ。だから、内容的に新鮮さは全くない。いや、昔のてんコミしか持っていない人からすると、現在のてんコミはトレスを排除する方向なので、原稿に差し替えられているという点で新鮮さはあるのかもしれない。
 そして、特典の「引くえもん」。これも、当然ながら初めて読んだが、なるほど評判に聞くとおりの常軌を逸した内容だ。この「濃さ」で240ページもあるのがおそろしい。さらに、奥付を見ると「第一版」と書いてあり、何らかの形で第二版以降を出す予定があるのかも気になるところだ。どうせこのような本を出すのであれば、てんコミだけを対象とするのではなく、藤子・F・不二雄大全集に収録されている全話を元にした方が、よりすごい本になりそうな気はするが、さすがに作る方が大変だろうな。
 『ドラえもん』初出版のコーナーでは、以前から気になっていた疑問点をいくつか解消することができた。たとえば、「空で遊んじゃあぶないよ」で、初出の時点で「のび太のくせに」と言っていたのかどうかとか、「はなバルーン」は初出でカラーだったのかモノクロ(薄墨)だったのか、とか。これらの調査結果は、いずれ「ドラちゃんのおへや」の方に反映させることになるだろう。

 そんな感じで、12時頃まで図書館にいて、その後は帰途の列車へと乗った。
 行きの反対で、新高岡-金沢は北陸新幹線、金沢-大阪間をサンダーバードで帰ったのだが、新高岡と金沢での列車待ち時間が合計で1時間以上あったせいもあり、13時前に高岡駅を出て、結局自宅にたどり着いたのが18時前になってしまった。ほぼ5時間かかっている。
 北陸新幹線ができて、関西方面から高岡への遠征は、かえって面倒になってしまった感はあり、そこは残念だ。とは言え、またいずれ行きたいとは思う。やはり、私にとっての高岡は、それだけ魅力のある街なのだ。

 今回の旅行は、天気が少し心配だったが、結局一日目に少し降られただけで、たいした影響はなかった。全体的に、よい旅行になったと思う。
 次の遠征はどこにしよう。行くとしたら、藤子不二雄A展が開催中の広島かな。

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