「青春ラジメニア 20周年記念アルバム アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲~」が、発売された。その名の通り、ラジオ関西で放送している「青春ラジメニア」の20周年を記念した1枚だ。
ラジメニアも、もう20年にもなるのか。時の経つのは早いものだ。
思い返せば、初めてこの番組を聴いたのは中学生の時だった。当時ラジカセいじりにはまっていて、AMラジオの遠距離受信で遊んでいたら、雑音混じりの中でアニメ『おれは直角』のED主題歌「嫌いにならずにいられない」が聞こえてきたのが、ラジメニアとの出会いだった。
「こんな夜中にアニソンを流すとは、どんな番組だろう」と、そのまま聴き続けていたら、その後もアニソンばかりが流れてくる。すっかり気に入って、以来毎週名古屋から神戸にアンテナを向けて聴くようになった。
当時はあまりCDを買う事は出来なかったので、「全曲フルコーラスで流す」方針は非常に嬉しかったし、そもそもCD化されていない昔の曲も多くかかっており、この番組のおかげで様々なアニソンを耳にする事が出来た。私は今も「主題歌らしい主題歌」には結構こだわっているが、それはラジメニアの影響によるところが大きい。
また、2時間番組なので、たまに訪れるゲストの話をたっぷり聞けるのも魅力だった。小原乃梨子さんが出た回で、旧ドラの「のび太のママ」役についてのコメントがあったのは嬉しかった。この回を録音したカセットテープは残してある。
なお、「ラジメニアンのお部屋」の曲目リストで調べてみたら、私のラジメニアとの「出会い」の日は1991年4月20日だったようだ。その時から数えても、もう18年になる。本当に、いつの間にこんなに時間が経ったのかと思ってしまう。
さて、そのラジメニア20周年記念アルバムだが、曲目はコロムビアのサイトをご覧頂くとして、番組を知る人にとっては「なるほど」と納得できる選曲だと思う。
なにしろ、水木一郎・堀江美都子と言ったビッグネームの曲でわざわざ「小さな巨人ミクロマン」や「猫目小僧」を入れるのだから、実にラジメニアらしい。山本まさゆきも、タイムボカンシリーズのような有名タイトルではなく「大好きなお母さん」だし。この歌は今まで「山本正之作品大全集」でしかCD化されていないので、結構貴重だ。
私としては、エントリタイトルにも書いたように、『まんが水戸黄門』のOP主題歌「ザ・チャンバラ」が初めてCD化されたのが嬉しい。また、「いくぜ! イッキマン!!」(『剛Q超児イッキマン』OP)や「ウバ・ウバ・ウキャキャ」(『まんが世界昔ばなし』OP)なども知る人ぞ知る名曲だが、今回が初CD化だ。
他にも、「遅れて来た勇者たち」や「君はス・テ・キ」はラジメニアで何度もかかっており、聴くたびにいい曲だと思いつつもCDが手に入らず残念だったので、今回の収録はありがたい。
このCD、「誰がために」や「夢光年」のような、ラジメニアに限らずアニメファンに名曲として知られる歌も入ってはいるが、全体のマニアックさを見ると、かえってこれらの有名曲が浮いているのが面白い。
とは言え、入っているのはラジメニア的な名曲揃いなので、続けて聴いても特に違和感はないが。
ちなみに、ラジメニア初のCDは1992年に発売されており、その時は「名曲発掘」として「おいらはドタコン」(『めちゃっこドタコン』OP)が収録されていた。このCDはキングレコードから出たから、キングのレア音源からこの曲が選ばれたのだろう。
この初代CDはラジオ番組そのままの構成を意識した内容だったので、「おいらはドタコン」のトラックに曲紹介も含まれていて、歌だけ聴きたい時にはちょっと邪魔だった。PCを使えばWAV編集ソフトで劣化無しに曲だけ切り出せるが、当時はそうは行かなかった。これも、今となっては微笑ましい事だ。
ともかく、初代CDでは一曲だけだった名曲発掘だが、今回はCD丸々1枚で全20曲にもなっており、ラジメニアの歴史の積み重ねだと感じさせられる。
ちなみに、『めちゃっこドタコン』は未だにED主題歌はCD化されていない。キングレコードは結構埋もれている曲が多く、困りものだ。マイナータイトルも構わずに詰め込んで「主題歌のあゆみ」を出すコロムビアを見習って欲しい。もし、旧ドラの主題歌がコロムビアでなかったら、今頃は聴く事が困難になっていたのではないだろうか。
ここのところ、懐かし系アニメソングCDで食指が動くタイトルがなかっただけに、レア音源満載の今回のアルバムが、馴染み深いラジメニアの企画として発売されたのは嬉しい。まだまだ埋もれている曲は多いので、これをきっかけにもっと未CD化曲が発掘されるようになって欲しい。とりあえず、「ビューティフル・モーニング」(『まんが水戸黄門』ED)はぜひお願いしたいところだ。
最後になるが、「ラジメニア20周年おめでとうございます」と、あらためて申し上げておきたい。
実は、現在の住みかでは受信状況がよくないい為、ここ数年はほとんど聴いていないのだが、このCDを聴いていて、ラジメニアの放送を毎週楽しみにしていた頃を思い出した。最近は放送時間の縮小や分割など色々とあって大変なようだが、CDの選曲を見る限りではラジメニア健在で、頼もしく感じる。
久しぶりに、次の放送は頑張って聴いてみるとするか。と、「ザ・チャンバラ」を聴きながら書きました。
ラジメニアも、もう20年にもなるのか。時の経つのは早いものだ。
思い返せば、初めてこの番組を聴いたのは中学生の時だった。当時ラジカセいじりにはまっていて、AMラジオの遠距離受信で遊んでいたら、雑音混じりの中でアニメ『おれは直角』のED主題歌「嫌いにならずにいられない」が聞こえてきたのが、ラジメニアとの出会いだった。
「こんな夜中にアニソンを流すとは、どんな番組だろう」と、そのまま聴き続けていたら、その後もアニソンばかりが流れてくる。すっかり気に入って、以来毎週名古屋から神戸にアンテナを向けて聴くようになった。
当時はあまりCDを買う事は出来なかったので、「全曲フルコーラスで流す」方針は非常に嬉しかったし、そもそもCD化されていない昔の曲も多くかかっており、この番組のおかげで様々なアニソンを耳にする事が出来た。私は今も「主題歌らしい主題歌」には結構こだわっているが、それはラジメニアの影響によるところが大きい。
また、2時間番組なので、たまに訪れるゲストの話をたっぷり聞けるのも魅力だった。小原乃梨子さんが出た回で、旧ドラの「のび太のママ」役についてのコメントがあったのは嬉しかった。この回を録音したカセットテープは残してある。
なお、「ラジメニアンのお部屋」の曲目リストで調べてみたら、私のラジメニアとの「出会い」の日は1991年4月20日だったようだ。その時から数えても、もう18年になる。本当に、いつの間にこんなに時間が経ったのかと思ってしまう。
さて、そのラジメニア20周年記念アルバムだが、曲目はコロムビアのサイトをご覧頂くとして、番組を知る人にとっては「なるほど」と納得できる選曲だと思う。
なにしろ、水木一郎・堀江美都子と言ったビッグネームの曲でわざわざ「小さな巨人ミクロマン」や「猫目小僧」を入れるのだから、実にラジメニアらしい。山本まさゆきも、タイムボカンシリーズのような有名タイトルではなく「大好きなお母さん」だし。この歌は今まで「山本正之作品大全集」でしかCD化されていないので、結構貴重だ。
私としては、エントリタイトルにも書いたように、『まんが水戸黄門』のOP主題歌「ザ・チャンバラ」が初めてCD化されたのが嬉しい。また、「いくぜ! イッキマン!!」(『剛Q超児イッキマン』OP)や「ウバ・ウバ・ウキャキャ」(『まんが世界昔ばなし』OP)なども知る人ぞ知る名曲だが、今回が初CD化だ。
他にも、「遅れて来た勇者たち」や「君はス・テ・キ」はラジメニアで何度もかかっており、聴くたびにいい曲だと思いつつもCDが手に入らず残念だったので、今回の収録はありがたい。
このCD、「誰がために」や「夢光年」のような、ラジメニアに限らずアニメファンに名曲として知られる歌も入ってはいるが、全体のマニアックさを見ると、かえってこれらの有名曲が浮いているのが面白い。
とは言え、入っているのはラジメニア的な名曲揃いなので、続けて聴いても特に違和感はないが。
ちなみに、ラジメニア初のCDは1992年に発売されており、その時は「名曲発掘」として「おいらはドタコン」(『めちゃっこドタコン』OP)が収録されていた。このCDはキングレコードから出たから、キングのレア音源からこの曲が選ばれたのだろう。
この初代CDはラジオ番組そのままの構成を意識した内容だったので、「おいらはドタコン」のトラックに曲紹介も含まれていて、歌だけ聴きたい時にはちょっと邪魔だった。PCを使えばWAV編集ソフトで劣化無しに曲だけ切り出せるが、当時はそうは行かなかった。これも、今となっては微笑ましい事だ。
ともかく、初代CDでは一曲だけだった名曲発掘だが、今回はCD丸々1枚で全20曲にもなっており、ラジメニアの歴史の積み重ねだと感じさせられる。
ちなみに、『めちゃっこドタコン』は未だにED主題歌はCD化されていない。キングレコードは結構埋もれている曲が多く、困りものだ。マイナータイトルも構わずに詰め込んで「主題歌のあゆみ」を出すコロムビアを見習って欲しい。もし、旧ドラの主題歌がコロムビアでなかったら、今頃は聴く事が困難になっていたのではないだろうか。
ここのところ、懐かし系アニメソングCDで食指が動くタイトルがなかっただけに、レア音源満載の今回のアルバムが、馴染み深いラジメニアの企画として発売されたのは嬉しい。まだまだ埋もれている曲は多いので、これをきっかけにもっと未CD化曲が発掘されるようになって欲しい。とりあえず、「ビューティフル・モーニング」(『まんが水戸黄門』ED)はぜひお願いしたいところだ。
最後になるが、「ラジメニア20周年おめでとうございます」と、あらためて申し上げておきたい。
実は、現在の住みかでは受信状況がよくないい為、ここ数年はほとんど聴いていないのだが、このCDを聴いていて、ラジメニアの放送を毎週楽しみにしていた頃を思い出した。最近は放送時間の縮小や分割など色々とあって大変なようだが、CDの選曲を見る限りではラジメニア健在で、頼もしく感じる。
久しぶりに、次の放送は頑張って聴いてみるとするか。と、「ザ・チャンバラ」を聴きながら書きました。