はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

東海テレビ、アニメ版「アイマス」放映中止

2007-04-27 22:54:18 | 東海地区アニメ事情
「アイドルマスター XENOGLOSSIA」東海地区放送中止に関するお詫び」(公式サイトより)


 東海テレビで5月17日より放映が予定されていた「アイドルマスター XENOGLOSSIA」が放映中止となった事が、公式サイトで発表された。24日発売の月刊テレビ雑誌各誌では、5月17日の番組表に「アイマス」の記載がなかったので不思議に思っていたのだが、まさかこんなオチだとは。


 「アイマス」は、4月9日よりネットで無料配信が行われており、私もこちらで3話まで観ているが、5月には地上波で観られるはずだったのだから、わざわざネット配信にまで手を出さずに待っていた人もいるだろう。もともと放映予定がないのならともかく、既に他地区&ネット無料配信で3話まで終わったところで「放映中止」とは、視聴者を馬鹿にしているように感じる。
 ただ、今頃になっての放映中止となる意味不明さには、怒りよりはむしろ笑いが込み上げてしまうから、困る。

 しかし、何故今頃になって東海テレビでの放映が取りやめになったのだろう。
 月刊テレビ雑誌によると、現在「少年陰陽師」を放映していて後番組に「アイマス」が入るはずだった枠は、5月17日より放送終了時間そのものが繰り上げなので、突発的に他の番組が入って枠が無くなった訳では無さそうだ。
 では、原因は枠を買うスポンサー側なのだろうか。「アイマス」のスポンサーは、関西テレビではバンダイナムコゲームズとランティスで、いずれも「名古屋飛ばし」をやりそうな会社ではない。これがビクターエンタテインメントやポニーキャニオンならわかるのだが。
 また、放映開始時期が遅れすぎているせいではないかと言う考えも浮かんだが、そもそも東海テレビのこの枠は、最初の「プレイボール」から、1作品放映するごとに遅れが大きくなっており、この枠で放送する以上は遅れ日数についてはスポンサーも承知の上だったはずだ。

 放映中止となった理由を色々と考えてみたが、どうも考えれば考えるほど、さっぱりわからなくなる。
 とりあえず、5月21日よりAT-Xで放映が始まるので、私はこちらで録画する予定だが、作品関連CMが録画できないのは残念だ。
 「ゲゲゲの鬼太郎」同時ネットで東海テレビを見直す気になっていたが、こんな事をやられると、またこの局に対する評価を下げざるを得ない。まあ、東海テレビが原因なのかどうかはわからないのだが、テレビ愛知が週に18本も深夜アニメを放映しているのに、3本ある枠の1本がなくなってしまう東海テレビは、ちょっと情けなく感じてしまう。


 それにしても、今回のように放映局と放映開始日まではっきり決まっていたアニメが、放映開始まで一ヶ月を切った時点で放映中止になった例は、あまり聞いた事がない。私の知る限りで思いつくのは、当初は放映予定局に中国放送が入っていたにも関わらず、結局放映されなかった「ダイバージェンス・イヴ」くらいだが、これは放映開始日までは告知されていなかったと思う。
 東海地区で、予定されていた深夜アニメが放映されなかったケースとしては、今から7,8年前にテレビ愛知で再放送されていた「超時空要塞マクロス」の後番組として、テレビ情報誌には引き続き「マクロス7」の再放送が始まると書かれていたにも関わらず、初代マクロスだけで枠が消滅してしまった例がある。しかし、これは再放送であり、新作ではちょっと例が思いつかない。
 ちなみに、「マクロス7」は、数ヶ月後になぜかCBCで再放送が始まった。CBCは本放送を行った局なので、こちらで再放送される方が自然な流れではあるが、テレビ愛知で再放送予定があっただけに、当時は「CBCが横取りしたのか?」と、勘ぐってしまったものだ。
 今回の「アイマス」も、1クール程度遅れてでも他の局であらためて放送して欲しいものだ。