ここのところ、どうも毎日テンションが下がり気味だ。
これは、決して梅雨明け以降続いている暑さのせいだけではない。はっきり書いてしまうが、今年になってから続いているアニメ「ドラえもん」の変な企画と、結局不完全な仕様で発売された「エスパー魔美」DVD-BOXのために、特に藤子不二雄絡みのテンションが下がってしまっている。そのため、ぴかコミドラや「みきお」文庫化の話題も、まだ当ブログで取り上げていない。
アニメドラの企画については、いずれまたじっくりと取り上げるとして、今回は「魔美」DVD-BOXについて、改めて書いてみたい。
「魔美」DVD-BOXに次回予告が収録されない件についての失望は以前に書いた記事を読んでいただきたい。その上で、私が「魔美」DVD-BOXにどれだけ期待していたかを、さらに書いておく。
まず、アニメ「エスパー魔美」という作品の位置づけだが、本作はシンエイ藤子アニメで初めて毎回30分1話完結で作られ、なおかつそれまでの作品よりは高年齢向けであり、藤子アニメのターニング・ポイントと言っていい存在だった。
当時の藤子ファンサークル会誌に寄せられた投書を読むと、放映開始前には必ずしもアニメ化を歓迎する声ばかりではなく、「シンエイには「魔美」を作って欲しくない」とまで言う人もいたが、実際に放送された「魔美」は、原作ファンにも納得できる丁寧な作りの良作であり、アニメ「魔美」は、藤子ファンからも、概ね高い評価を得た。
さらに、藤子ファンや本来の視聴者である子供だけでなく、いわゆる「アニメファン」層にも好評を持って迎えられており、「アニメージュ」で行われていた「アニメグランプリ」のサブタイトル部門では第18話「サマードッグ」が20位までにランクインした(結果掲載誌が手元にないため正確な順位は未確認)し、最終回を迎えた時にも記事が組まれた。
「エスパー魔美」は藤子アニメの枠を超えて、多くの人に愛されていた作品であり、もちろん作品自体の出来も素晴らしかったのだ。
これほどの作品なのだから、制作会社のシンエイ動画にとっても、「エスパー魔美」全119話+SP1話は、貴重な財産であるはずだ。だからこそ、今回のDVDがシンエイ動画(およびフロンティアワークス)から直々に発売されると知り、さらにネット上の特設サイトでは、当初「Complete BOX」を謳っていた事から、さぞかし充実した内容になるのだろうと、今から思えば過剰なまでの期待を抱いてしまった。
ちなみに、仕様が発表される前に私が想像していた収録内容を書いてみると、
・OP、本編、ED、次回予告は、各話対応で完全に収録
・「藤子不二雄ワイド」のOP・ED・ブリッジも収録
・特番用に作られたブリッジアニメも発掘
・パイロットフィルム及び新番組予告も特典として収録
・BOXイラスト及びジャケットイラストは全て描き下ろし
・当時の資料やスタッフ・キャストの談話などを掲載した冊子が付属
と、このくらいの内容にはなると、本気で思っていたのだ。少なくとも、一番上は「コンプリート」を名乗る以上、当然の事だろう。だからこそ、実際の収録内容を知った時の落胆は大きかった。もっとも、現在は「コンプリート」を取り下げているのだから、今さら突っ込む事が筋違いだとは分かっている。しかし、分かってはいても、書かずにはいられない。
それでも、予告の未収録が発表された時を振り返ってみると、憤慨しながらも、抗議の声を起こす事でメーカー側が考え直してくれるのではないかと淡い期待を抱いていたし、実際にフロンティアワークスにメールを出したところ、「次回予告は収録できるよう検討中、サイトで随時告知する」(大意)と言う返事を貰ったので、遅くても上巻の発売前には何らかの告知があるものと、発表を待っていた。
にも関わらず、予告に関しての告知が無いまま発売日の8月4日を迎え、当初の予定通りに上巻が発売されてしまった。こちらでに紹介されているが、仕様書に、次回予告は上下巻連動の特典に収録される事が告知されているようだ。結局、上巻を買って、はじめて予告の処遇が分かる仕組みになっていたわけで、メーカーの姿勢への疑問点が、また一つ増えてしまった(追記:現在では公式サイトにもこの情報は載っている)。
さらに、1~27話のOPも本放送そのままではなく、冒頭に「原作 藤子・F・不二雄」の表記を新たに入れているとの事。27話までは「藤子不二雄ワイド」内での放送だったため、原作者名は「ワイド」OPで出ており、そのため各作品のOPではクレジットされなかった事は知っているが、この処置も実に中途半端だ。
原作者だけではなく、録音監督・編集・現像などのスタッフも「ワイド」EDでクレジットされており「魔美」1~27話のOPに名前は出ないのだから、それらのスタッフをまとめて別に表示するべきだと思う。
本編の収録内容だけでも、これだけ色々と書けるのだが、それだけに留まらず、新たな情報も入ってきた。下巻の特典として、桃井はるこが歌う「エスパー魔美」をイメージした完全オリジナルソングが付くそうだ。
上巻特典の植田佳奈も意図や対象がよく分からなかったが、それでも「テレポーテーション」のカバーなので、まだギリギリ「魔美」DVDの特典としては理解できた。しかし、今回の「完全オリジナルソング」は一体なんなのだ。初めから「魔美」と直接の関係はないと言っているのと同じだろう。
植田佳奈や桃井はるこを起用するあたり、おそらく本放送世代ではなく今の若いアニメファンを取り込もうとしているのだろうが、本放送からのファンや原作ファンは欲しがらないだろうし、逆に植田ファンや桃井ファンが、この歌だけのためにDVD-BOXを買うとも思えない。どうしても「二兎を追う者一兎をも得ず」の言葉が脳裏に浮かんでしまう。
こう言ったお遊び企画は、本体をきっちり作った上でやるのであれば文句を言う気はないが、次回予告すら収録できない状況では、労力の使い道を間違っているとしか思えない。何を考えているのか、DVD-BOXの制作スタッフには、ぜひ話を聞いてみたい。
念のため繰り返し書いておくが、DVDがどんな仕様で発売されようが、アニメ「エスパー魔美」自体は、すばらしい作品だ。テレ朝チャンネルが受信できない環境で、予告の有無に関係なくぜひ観たいという人は買って損はないだろうし、そもそもDVDを買わない私がどうこう言う権利もない。ぜひ、アニメ「魔美」の世界を堪能していただきたい。
しかし、私自身は「魔美」DVD-BOXに関しては、完全に冷めてしまった。連動特典で予告が収録されると言われても、もはや買う気にはなれない。
昔、ビデオやLDでは不完全な状態でソフト化された作品が、DVDではより良い内容で発売された例も、多々ある。「エスパー魔美」も、次世代メディアではより充実した内容のBOXが発売される事を、願いたい。
(追記)
ネット上で色々な人の意見を読んでいると、どうも私の「魔美」DVD-BOXへの考えが誤解されてしまう恐れもあるように感じたので、繰り返しになってしまうが、念のためにもう一度思うところを書いておく。
今までの当ブログの記事を読まれた方には分かって頂けているだろうが、私にとって、「魔美」の「作品」としての評価と、DVD化された「商品」としての評価は、全く別だ。テレビアニメ作品としての「魔美」は、シリーズ通して高い水準のすばらしい作品だと思ってる。OPやED・予告があろうが無かろうが、本編だけで十分作品としては満足できる出来だ。
しかし、以前の記事の繰り返しになってしまうが、極端に言ってしまうと本編の出来とは別次元で、本放送と再放送ででOP→本編→ED→次回予告という流れで、一まとまりの「テレビ番組」として何度も観ている以上、どうしてもそれをもう一度観たいと思ってしまうのだ。
完全に素材がなくなっていて、次回予告の収録は全く不可能だと言うのならば、それはそれで割り切る事も出来たが、後になって「特典ディスクに予約を収録」と発表しているのだ。全話分の予告が揃っているかどうかどうかは不明だが「探せば見つかる」物であるのにも関わらず、最初は収録予定がなかったとなると、DVDの製作体制に問題があると考えざるを得ない。
また、記事本文にあるDVD-BOX発売決定当初の過剰な期待の記述も、誤解を招くかも知れないが、本当の意味で「Complete」なDVD-BOXを作る事が不可能に近いのは、わかっている。他のアニメでもよくあるが、放送の都合で作られた短縮版や特番用の予告などは、DVDに収録されていない場合も多いのだ。それらのバージョン違いを全て集めるとなると、きりがないだろう。しかし、標準的なバージョンの予告すら入っていないとなると、話は別だ。
商品として発売するからには、より多くの人を満足させる内容にするのはプロの仕事として当然の事だ。予告収録に関する二転三転を見る限り、それが出来ないように見えてしまったからこそ今回の記事を書いたのだ。
この2ヶ月ほど、「魔美」BOXの仕様について、ブログや掲示板で様々な意見を目にしてきた。私と同様に買わないと言う人もいれば、予告が無くてもせっかくの「魔美」DVDだから買いたいという人もいて、あらためて人それぞれ、考え方は様々だと言う事を実感した。
それらの意見を読んでいて残念に思ったのは、自分と逆の立場の人間を非難するような発言が、しばしば見られた点だ。私はDVDを購入しないが、だからと言って他の人に「買うな」と言うつもりは全然無いし、逆に購入組から「今更買わないなんてどういう事だ」と責められるいわれも無いと思っている。購入するかどうかは各人の自由のはずだし、何よりこんな事で「魔美」ファン同士がいがみ合っても不毛なだけだ。自分自身、前回の記事の時は結構興奮していたので大きな事は言えないが、皆さん落ち着きましょうと言わせて頂きたい。
なお、メーカーに対しては結構きつめの事を言っているが、これは消費者側(買ってはいないが)としては当然の権利だと思っており、考えを変えるつもりはない。逆に、この内容で「よくやって下さいました」と書いたらイヤミになってしまうし、数多く出ている他作品のDVD-BOX制作者に失礼だ(とは言うものの、あまりに挑発的な部分は、多少マイルドな表現に直しました)。
これは、決して梅雨明け以降続いている暑さのせいだけではない。はっきり書いてしまうが、今年になってから続いているアニメ「ドラえもん」の変な企画と、結局不完全な仕様で発売された「エスパー魔美」DVD-BOXのために、特に藤子不二雄絡みのテンションが下がってしまっている。そのため、ぴかコミドラや「みきお」文庫化の話題も、まだ当ブログで取り上げていない。
アニメドラの企画については、いずれまたじっくりと取り上げるとして、今回は「魔美」DVD-BOXについて、改めて書いてみたい。
「魔美」DVD-BOXに次回予告が収録されない件についての失望は以前に書いた記事を読んでいただきたい。その上で、私が「魔美」DVD-BOXにどれだけ期待していたかを、さらに書いておく。
まず、アニメ「エスパー魔美」という作品の位置づけだが、本作はシンエイ藤子アニメで初めて毎回30分1話完結で作られ、なおかつそれまでの作品よりは高年齢向けであり、藤子アニメのターニング・ポイントと言っていい存在だった。
当時の藤子ファンサークル会誌に寄せられた投書を読むと、放映開始前には必ずしもアニメ化を歓迎する声ばかりではなく、「シンエイには「魔美」を作って欲しくない」とまで言う人もいたが、実際に放送された「魔美」は、原作ファンにも納得できる丁寧な作りの良作であり、アニメ「魔美」は、藤子ファンからも、概ね高い評価を得た。
さらに、藤子ファンや本来の視聴者である子供だけでなく、いわゆる「アニメファン」層にも好評を持って迎えられており、「アニメージュ」で行われていた「アニメグランプリ」のサブタイトル部門では第18話「サマードッグ」が20位までにランクインした(結果掲載誌が手元にないため正確な順位は未確認)し、最終回を迎えた時にも記事が組まれた。
「エスパー魔美」は藤子アニメの枠を超えて、多くの人に愛されていた作品であり、もちろん作品自体の出来も素晴らしかったのだ。
これほどの作品なのだから、制作会社のシンエイ動画にとっても、「エスパー魔美」全119話+SP1話は、貴重な財産であるはずだ。だからこそ、今回のDVDがシンエイ動画(およびフロンティアワークス)から直々に発売されると知り、さらにネット上の特設サイトでは、当初「Complete BOX」を謳っていた事から、さぞかし充実した内容になるのだろうと、今から思えば過剰なまでの期待を抱いてしまった。
ちなみに、仕様が発表される前に私が想像していた収録内容を書いてみると、
・OP、本編、ED、次回予告は、各話対応で完全に収録
・「藤子不二雄ワイド」のOP・ED・ブリッジも収録
・特番用に作られたブリッジアニメも発掘
・パイロットフィルム及び新番組予告も特典として収録
・BOXイラスト及びジャケットイラストは全て描き下ろし
・当時の資料やスタッフ・キャストの談話などを掲載した冊子が付属
と、このくらいの内容にはなると、本気で思っていたのだ。少なくとも、一番上は「コンプリート」を名乗る以上、当然の事だろう。だからこそ、実際の収録内容を知った時の落胆は大きかった。もっとも、現在は「コンプリート」を取り下げているのだから、今さら突っ込む事が筋違いだとは分かっている。しかし、分かってはいても、書かずにはいられない。
それでも、予告の未収録が発表された時を振り返ってみると、憤慨しながらも、抗議の声を起こす事でメーカー側が考え直してくれるのではないかと淡い期待を抱いていたし、実際にフロンティアワークスにメールを出したところ、「次回予告は収録できるよう検討中、サイトで随時告知する」(大意)と言う返事を貰ったので、遅くても上巻の発売前には何らかの告知があるものと、発表を待っていた。
にも関わらず、予告に関しての告知が無いまま発売日の8月4日を迎え、当初の予定通りに上巻が発売されてしまった。こちらでに紹介されているが、仕様書に、次回予告は上下巻連動の特典に収録される事が告知されているようだ。結局、上巻を買って、はじめて予告の処遇が分かる仕組みになっていたわけで、メーカーの姿勢への疑問点が、また一つ増えてしまった(追記:現在では公式サイトにもこの情報は載っている)。
さらに、1~27話のOPも本放送そのままではなく、冒頭に「原作 藤子・F・不二雄」の表記を新たに入れているとの事。27話までは「藤子不二雄ワイド」内での放送だったため、原作者名は「ワイド」OPで出ており、そのため各作品のOPではクレジットされなかった事は知っているが、この処置も実に中途半端だ。
原作者だけではなく、録音監督・編集・現像などのスタッフも「ワイド」EDでクレジットされており「魔美」1~27話のOPに名前は出ないのだから、それらのスタッフをまとめて別に表示するべきだと思う。
本編の収録内容だけでも、これだけ色々と書けるのだが、それだけに留まらず、新たな情報も入ってきた。下巻の特典として、桃井はるこが歌う「エスパー魔美」をイメージした完全オリジナルソングが付くそうだ。
上巻特典の植田佳奈も意図や対象がよく分からなかったが、それでも「テレポーテーション」のカバーなので、まだギリギリ「魔美」DVDの特典としては理解できた。しかし、今回の「完全オリジナルソング」は一体なんなのだ。初めから「魔美」と直接の関係はないと言っているのと同じだろう。
植田佳奈や桃井はるこを起用するあたり、おそらく本放送世代ではなく今の若いアニメファンを取り込もうとしているのだろうが、本放送からのファンや原作ファンは欲しがらないだろうし、逆に植田ファンや桃井ファンが、この歌だけのためにDVD-BOXを買うとも思えない。どうしても「二兎を追う者一兎をも得ず」の言葉が脳裏に浮かんでしまう。
こう言ったお遊び企画は、本体をきっちり作った上でやるのであれば文句を言う気はないが、次回予告すら収録できない状況では、労力の使い道を間違っているとしか思えない。何を考えているのか、DVD-BOXの制作スタッフには、ぜひ話を聞いてみたい。
念のため繰り返し書いておくが、DVDがどんな仕様で発売されようが、アニメ「エスパー魔美」自体は、すばらしい作品だ。テレ朝チャンネルが受信できない環境で、予告の有無に関係なくぜひ観たいという人は買って損はないだろうし、そもそもDVDを買わない私がどうこう言う権利もない。ぜひ、アニメ「魔美」の世界を堪能していただきたい。
しかし、私自身は「魔美」DVD-BOXに関しては、完全に冷めてしまった。連動特典で予告が収録されると言われても、もはや買う気にはなれない。
昔、ビデオやLDでは不完全な状態でソフト化された作品が、DVDではより良い内容で発売された例も、多々ある。「エスパー魔美」も、次世代メディアではより充実した内容のBOXが発売される事を、願いたい。
(追記)
ネット上で色々な人の意見を読んでいると、どうも私の「魔美」DVD-BOXへの考えが誤解されてしまう恐れもあるように感じたので、繰り返しになってしまうが、念のためにもう一度思うところを書いておく。
今までの当ブログの記事を読まれた方には分かって頂けているだろうが、私にとって、「魔美」の「作品」としての評価と、DVD化された「商品」としての評価は、全く別だ。テレビアニメ作品としての「魔美」は、シリーズ通して高い水準のすばらしい作品だと思ってる。OPやED・予告があろうが無かろうが、本編だけで十分作品としては満足できる出来だ。
しかし、以前の記事の繰り返しになってしまうが、極端に言ってしまうと本編の出来とは別次元で、本放送と再放送ででOP→本編→ED→次回予告という流れで、一まとまりの「テレビ番組」として何度も観ている以上、どうしてもそれをもう一度観たいと思ってしまうのだ。
完全に素材がなくなっていて、次回予告の収録は全く不可能だと言うのならば、それはそれで割り切る事も出来たが、後になって「特典ディスクに予約を収録」と発表しているのだ。全話分の予告が揃っているかどうかどうかは不明だが「探せば見つかる」物であるのにも関わらず、最初は収録予定がなかったとなると、DVDの製作体制に問題があると考えざるを得ない。
また、記事本文にあるDVD-BOX発売決定当初の過剰な期待の記述も、誤解を招くかも知れないが、本当の意味で「Complete」なDVD-BOXを作る事が不可能に近いのは、わかっている。他のアニメでもよくあるが、放送の都合で作られた短縮版や特番用の予告などは、DVDに収録されていない場合も多いのだ。それらのバージョン違いを全て集めるとなると、きりがないだろう。しかし、標準的なバージョンの予告すら入っていないとなると、話は別だ。
商品として発売するからには、より多くの人を満足させる内容にするのはプロの仕事として当然の事だ。予告収録に関する二転三転を見る限り、それが出来ないように見えてしまったからこそ今回の記事を書いたのだ。
この2ヶ月ほど、「魔美」BOXの仕様について、ブログや掲示板で様々な意見を目にしてきた。私と同様に買わないと言う人もいれば、予告が無くてもせっかくの「魔美」DVDだから買いたいという人もいて、あらためて人それぞれ、考え方は様々だと言う事を実感した。
それらの意見を読んでいて残念に思ったのは、自分と逆の立場の人間を非難するような発言が、しばしば見られた点だ。私はDVDを購入しないが、だからと言って他の人に「買うな」と言うつもりは全然無いし、逆に購入組から「今更買わないなんてどういう事だ」と責められるいわれも無いと思っている。購入するかどうかは各人の自由のはずだし、何よりこんな事で「魔美」ファン同士がいがみ合っても不毛なだけだ。自分自身、前回の記事の時は結構興奮していたので大きな事は言えないが、皆さん落ち着きましょうと言わせて頂きたい。
なお、メーカーに対しては結構きつめの事を言っているが、これは消費者側(買ってはいないが)としては当然の権利だと思っており、考えを変えるつもりはない。逆に、この内容で「よくやって下さいました」と書いたらイヤミになってしまうし、数多く出ている他作品のDVD-BOX制作者に失礼だ(とは言うものの、あまりに挑発的な部分は、多少マイルドな表現に直しました)。