はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

素晴らしかった「Voice in the Live」

2005-08-07 14:40:38 | ぴちぴちピッチ
 昨日は、東京へ行って来た。
 昼間は上野の国際こども図書館に行ったりもしたが、何と言っても今回の上京のメインは「Voice in the Live ~真夏のライブはいかが?~」。出演は石塚さより・小暮英麻・小島めぐみ・下屋則子・土屋実紀・山門久美の6人。名前を見て分かる人には説明の必要もないが、アニメ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」の声優たちによるライブだ。
 「ぴちぴちピッチ」は、歌がメインの作品で、メインキャラのほとんどには持ち歌がある。しかし、これまでは「ビーチパーティー」として、主役のマーメイドプリンセス3人による小規模なイベントがあったのみ。だkら、ピッチ声優によるピッチ曲のライブは、ファンの念願だったと言っていいだろう。リンク先のブログにも書いてあるように、今回はあくまで「自主企画イベント」だったのだが、そこは「ピッチ」を通じて集まった方々によるライブなので、基本的に内容は思いっきりピッチのファン向け。期待以上に素晴らしいライブだった。

 私は、これまでライブの類に参加したことはなく、今回初めての体験だったので、ちゃんと場の雰囲気に馴染めるかどうか、ちょっと不安だったのだが、一緒に行ったケデラッタ(TOJHO)さんに、あらかじめライブのマナーを教えてもらってある程度の準備は出来たし、更に本番のライブでは出演者の皆さんも会場の参加者の方々もノリノリだったので、十分に楽しむことが出来た。

 せっかくなので、ライブの内容をざっと書いておく。
 まずは出演の6人が浴衣姿で登場して、ピッチ初代OP「太陽の楽園~Promised Land~」を全員歌唱。最初の曲としては、一番ふさわしかったと思う。このあと、挨拶&トークコーナーとなり、それぞれピッチの思い出やエピソードを披露。妙に、ガイト様ネタで盛り上がっていたのが印象的だった。「ガイト様は未成年なのにワインを飲んでいる」という突っ込みも。
 次は、各人がピッチとは関係ない曲を1曲ずつ披露。知らない曲もあったが、聞き慣れた声で歌っているのを聴くだけでも楽しかった。曲の前にはコメントも入ったのだけど、山門さんがアクアレジーナ様の声で「私もCDを出したかった…」とやったのには大爆笑。
 続いて、修学旅行ネタのコント。脚本は石塚さよりさんが書いたとの事。ピッチの役としてやっているのか素で各人のキャラとしてやっているのか、混沌としていて、不思議な空間だった。
 そして、おそらく参加者が一番楽しみにしていたと思われる、ピッチ曲の時間。各人それぞれの持ち歌を歌っていたが、作中で持ち歌の無かった石塚さんは好きな曲として「Super Love Songs!」を歌った。間奏ではイズールの声で「なぜ私がマーメイドプリンセスの曲を…。いでよ、水竜!」と、持ちネタを披露。続いて、やはり持ち歌のない山門さんは「Legend of Mermaid」。この曲をアクアレジーナ様バージョンで聴けるとは思わなかった。衣装はタキさんだったが。次に、小島さんの「花と蝶のセレナーデ」。ちゃんと蘭花にあわせてチャイナ服で登場、しかも間奏でチビ蘭花のセリフもやってくれたし、さらに残り5人が登場して小島さんの周囲を廻るネタもあった。
 個人的には一番楽しみだった「オーロラの風に乗って」が、いよいよ登場。小暮さん自ら「色々な噂を聞きました。へこみました。でも、元気に生きています」と、正直な(?)心情を告白したあと、一転してかれん様モードに入って「心して聴きなさい!」でスタート。某所でいつもネタにされていた「かれん様ライブ」が現実となって、「あっさっひがっ、うっれっしっくてっ」「うっれっしっくてっ」と、観客のコールが完璧に決まっていた。まさに、舞台と観客が一体となった瞬間だったと思う。
 最後は、BBSのお二人。ちゃんと持ち歌を2曲とも歌った上に、あの「深海フラッシュ」まで披露してくれました。2曲目の「黒の協奏曲~concert~」では、二人の仕草まで作中のシェシェとミミそのままの怪しい雰囲気で、思わず目が引きつけられてしまった。このお二人は曲のあとに思い出話も披露、初対面の印象などのエピソードは大変面白かった。
 さらに、ゲームコーナーがあり、これは下屋さんの出したお題に合わせて各人が色紙に絵を描くという趣向だった。お題は「マーメイド」だったのだが、わざわざマーメイドプリンセスを描いてe-ピッチを持たせたり、別アニメの某プリンセスに似たマーメイドだったり、人魚ではなく「魚人」を描いたりと、突っ込みどころ満載だった。この色紙は続く抽選会で参加者にプレゼントされたのだが、残念ながら私は当たらなかった。かれん様の「魚人」色紙、欲しかったなあ。
 ここまでで開始から2時間ほどたち、いよいよラストとなって、ピュア最終回でもキャラ全員で歌っていた「Legend of Mermaid ピアノバージョン」を6人で歌い、ひとまず終了。が、アンコールが起こり(「アンコールはいかが?」と言っているのだから、当たり前か)、6人再登場、アンコール曲は「希望の鐘音~Love goes on~」だったが、「最後にしんみりとした気分で終わるのは寂しい」と、本当にラストの曲として「KODOU~パーフェクト・ハーモニー~」を、観客も一緒になって熱唱。この、最後の「KODOU」は「オーロラ」に勝るとも劣らない盛り上がりぶりで、本当にピッチという作品を好きでいてよかった、と思った。

 今回のライブが「自主企画イベント」だったことは前述したが、それでもポニーキャニオンが音源協力したり、本物のピッチスタッフが手伝ったりしており、ピッチがいかにスタッフ・出演者、そしてファンに愛されている作品であるかが、よくわかった。初めて参加したライブが、このライブだった事は、私にとって幸せだったと思う。非常に体力を消耗したが、心地よい疲れだった。
 こうして企画・準備・そして本番と、一度ライブを行うだけでも大変な事だとは思うが、今回一度限りとは言わず、ぜひまたこのメンバー+ピッチの他の出演者でライブを行って欲しいものだ。今回、参加したくても出来なかった人もいるだろうし。何度でも参加したい、そんな気持ちにさせてくれたライブだった。出演者・参加者・スタッフの皆様、お疲れさまでした。