はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

見事にだまされた

2004-10-19 23:12:15 | マンガ・アニメ
 「サンデーGX」の島本和彦新連載、予告カットから「逆境ナイン」の続編だろうと以前にこのブログで予想した。そして、一体どんな続編になるのか、この一ヶ月間、非常に楽しみに待った。そして今日、書店で「サンデーGX」を見かけて読んだ。待望の新作は、巻頭カラーでいきなりあの「百点差」の場面。「とうとう来た!」と思ったが、読んでいるといきなり炎尾燃登場。そう、新連載は「逆境ナイン」の続編ではなく「新 吼えろペン」だったのだ。見事にだまされてしまった。直前まで作品タイトルも詳しい内容も伏せていたのは、このためだったのか。おまけに、本誌の表紙にも炎尾燃は出てこないので、中を読むまではだまされたまんまだった。カラーであの場面が再現されたのは嬉しいが、逆境続編に期待していた気持ちはどこにぶつければいいのだろう。
 結局、その「逆境ナイン」っぽいカットは、炎尾燃作品「ワイルドピッチ」を原作とした映画「逆上ナイン」製作編へのネタふりだったわけだが、これは、言うまでもなく「逆境ナイン」の映画化と言う現実の出来事をネタにしており、話の作りはこれまでの「吼えろペン」よりもむしろ、「燃えよペン」の「オリジナルアニメ制作接触編」「同・発動編」に近い。「新 吼えろペン」は、「燃えよペン」に回帰した作品になるのだろうか。
 それにしても、こうなると「ゲキトウ」の続きは一体どうなるのか、余計に気になる。せっかく「逆境ナイン」が映画化されるのだから、それに合わせて連載再開しても良さそうなものだが。結局、「イブニング」に島本作品は合わなかった言うことか。実際、他の漫画と比べると、かなり浮いていたと思う。あと、今回の「新 吼えろペン」の新連載で、以前に「燃えよペン」第2部が雑誌休刊のため1話で打ちきりになった事を思い出して、不吉な気分になってしまった。まさか、今度もいきなり「サンデーGX」が潰れたりしなければいいが。