一週目（１）

はとちゃんはかごの中を歩くようになりましたが、食欲もあまりなく
右目はつぶったままでした。そして、右の翼は３日経っても４日経っても
床を引きずったままでした。
「先生が言った様に翼を支える筋肉がすっかりやられてしまったのだろうか。
もしそうだとしたら、はとちゃんはこれからどうやって生きていったら
いいのだろうか。」
私は暗澹たる気持ちになりました。はとちゃんがたとえどうゆう状態になろうとも
面倒を見るつもりでいました。が、はとちゃんが飛べないと分かったとき
どう思うだろうか。
でも私は思いなおしました。いまは目も開けられないほど、痛みと闘っているんだ。先生だって１週間をめどにと云ってたじゃないか。
「かならず、はとちゃんは飛べるようになれる。」
私はその事を心から祈りました。

はとちゃんの闘病記（２）

心配をしながら、翌日先生に診てもらいに行きました。
先生はかごの中のはとちゃんに手をさしのべました。
はとちゃんは震えながら先生の手をつつくまねをしました。

「攻撃する気持ちがあるのでだいじょうぶだとおもいます。
じつは縫ったところ以外にくちばしによる深い刺し傷がありました。
そこは治療が出来ないので心配をしていました。
縫ったところも乾いてきているので、命は大丈夫でしょう。
ただし翼を羽ばたく筋肉がやられているかもしれません。
１週間ほど様子を見てください。」

家に帰ってきて、わたしははとちゃんに言いました。
「はとちゃん良かったね、命はたすかっよ。
けがが治るまでふたりでがんばっていこうね。」
冬の日差しが窓からさしこんでいたせいか、はとちゃんが
すこし明るく輝いて見えました。

はとちゃんの闘病記（１）

ヨガを習った帰り道。
ビルのエントランスのところではとちゃんは大きなカラスに馬乗りになられて
襲われているところでした。
先のことは考えずに無我夢中で
助けました。
しかし、右のわきの下あたりをやられて、おおけがをしていました。
すぐに動物病院に連れて行き縫ってもらいました。
うちに帰ってからはかごの中のタオルの上でうずくまっていました。
痛みのせいか右目はつぶったままでした。

はとちゃんの生い立ち

はとちゃんは昨年の１２月カラスに襲われていた所を私に助けられました。
１１月に生まれ巣立ちをしたばかりでした。
早いもので一緒に暮らしはじめて半年がたちました。
はとちゃんを将来的にはセラピーピジョンにして老人ホームを慰問したいと
思っています。

はとちゃんの写真「２」

これがはとちゃんのアップです。

はとちゃんの写真です

この様にとてもなついています。

はじめまして

ほんじつ「はとちゃんーゆき」のブログを始めました。