「待ち人、はとちゃん」

はとちゃんは、私が出かけた後、
靴箱の上で、待っています。

少し、甘えん坊になっているようです。

わたしがかえると、靴箱の上を
大きな声で、なきながら
大歓迎してくれます。

私が、はとちゃんに、手をかざすと
隅のほうで、うづくまります。

はとちゃんの、体を、なぜてあげると
気持ちよさそうに、
「ぐるっく、ぐるっく。」と
大きな声で、なきます。

しばらく、なぜてあげると、
声が小さくなって、
半分、ねむっているようです。

「はとちゃん、おるすばん
ごくろうさま。」
と、声をかけてあげます。

「はとちゃんの、一撃」

毎朝、玄関を、そうじしています。
靴箱の上は、はとちゃんの
縄張り意識が、強いとこらです。

そこは、はとちゃんの
巣が、あったところだからです。

いつもは、靴箱の上を、タオルで
ふいています。
そのときに、私の手を、くちばしで
つついて、じゃまをします。

今朝のことです。
いつものように、つついているのを
そのままにして、あたまを、かがめて
ふいていました。

その時です、
「えいやっ」と
つばさを、ぶつけてきました。

この一撃が、わたしの頬に
もろに、あたりました。

「あいたっ、やられた。」
はとちゃんに、もののみごとに
やられてしまいました。

このことが、私と、はとちゃんの
毎朝の、楽しみでもあります。

はとちゃんの、たまごは、いつか？

はとちゃんは、最近
巣で、よくないています。
実際は、巣のない靴箱の隅です。

以前ですと、たまごを、うむ
前の感じです。

昨年１月から６月まで、連続６回
たまごをうみました。

７月に、大変な皮膚病を
発症してしまいました。

１１月には、完治しましたので
それから、６か月になります。

「本来なら、そろそろですが
はとちゃんは、慎重になって
いるのかもしれません。」

「もしかしたら、もう
うまないかもしれません。」

「どちらでも、はとちゃんがよければ
それが１番だと、おもっています。

ゴールデンウイークが、おわりましたを入力してください（必須）

今年のゴールデンウイークは、よく
会食に出かけました。

泊りがけは、出来ませんので
近回りをしました。

いつもは、あんまり飲まないのですが
気分が、ゆったりしているせいか
少し、飲みすぎてしまいました。

昼間、テレビを見ながら
うたたねをしてしまいました。

うたたねをすると、顔が少し
下がってしまいます。
そうすると、はとちゃんの出番です。

私を心配して、起しに来るのです。

私のほほを、くちばしで
つつきます。
なんとなく、それに気づいて
目を開けると、目の前に
はとちゃんがいます。

「どうしたの、ここ2，3日
ねてばかりだよ。」
と、いわれてしまいました。

昼間は、ぼーっとしていていて
夕方に、外で待ち合わせて
食事に、出かけました。

すっかり、このことを
はとちゃんに、見抜かれてしまいました。

「はとちゃん、ゴールデンウイーク
だから、これは特別だよ。」
と、言い訳をする、毎日でした。