はとちゃんクラブ

コンパニオンピジョンの会の会報誌

「はとちゃんの最初のたまご」その3

2022-02-23 12:13:05 | Weblog
はとちゃんが、たまごをうむとは
全く想像していませんでした。

頭が真っ白になって
数秒間何も考えられませんでした。

その間に、たまごはころころ
転がって、床に落ちて
割れてしまいました。

「はとちゃん、ごめん、ごめん、ごめん」
はとちゃんも、何が起きたのか
分からずに、きょとんとしていました。
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「はとちゃんの最初のたまご」その2

2022-02-16 12:40:53 | Weblog
朝、マンションのドアーを開けると
はとちゃんは、奥の部屋の棚の上から
玄関の靴箱の上に飛んできます。
靴箱の上で待っていることもあります。

その日は、靴箱の上で
うづくまっていました
「はとちゃんどうしたの?」
はとちゃんは、そのまま動かないで
私を見つめています。

私は心配になって
「はとちゃん、はとちゃん、はとちゃん」
と、呼びかけると、はとちゃんが
やっと立ち上がりました。

なんと、足元には、小さい
白いたまごがありました。
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「はとちゃんの最初のたまご」

2022-02-09 12:46:54 | Weblog
はとちゃんが、急に、熱烈に
私の甘え始めました。

いつものように肩の上に
とまっていました。

急に、「ぐるっく、ぐるっく、ぐるっく」

なきながら、私の後ろ髪に
頭を潜らせてきました。
「はとちゃん、どうしたの?」
すこしびっくりしました。
いつもの甘えとは、違うような気がしました。

このあまえが、4,5日続きました。

でもその時は、「たまご」をうむとは
全く想像をしていませんでした。
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「はとちゃんとたまごの人生」その9

2022-02-02 12:49:29 | Weblog
はとちゃんの視線を感じて
棚を見上げると、はとちゃんが
私を見おろしています。

「はとちゃん、はとちゃん、はとちゃん」
と、呼びかけると
「なに、なに、なに?」
と、視線をずらします。

どうしたらいいのか、考えています。
「はとちゃんおいで」
と、肩をたたくと、かたのうえに
降りてきます。

はとちゃんは、気が向いたときは
しばらく休んでいきます。
そうでないときは、すぐに
棚の上に、帰ってしまいます。
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