「はとちゃんとたまごの人生」その８

はとちゃんは、どんどん、慣れてきました。
肩の上に止まって、ごきげんです。

「はとちゃん、はとちゃん、はとちゃん」
といいながら、はとちゃんを見ます。

「なになになに」
はとちゃんは、いぶかしがります。

はとちゃんは、くちばしで
頬をつついたり、耳たぶ
に頭をこすりつけてきます。

しばらくいた後に、棚の上に
飛んでいきます。
そこから私を見おろしています。

寝ているとき以外は、常に私を見ているのです。

「はとちゃんと卵の人生」その７

はとちゃんと、昼食を共に
とることになりました。

あるとき、どうしても用が出来て
外で昼食をとって帰ってきました。

はとちゃんは玄関の下駄箱の上で
待っていました。
「どこにいってたの？
お昼のパンは？」

はとちゃんは、少し怒り顔でした。
「はい、はい、はい、」
私は、コンビニでパンを買ってきました。
2度目の昼食です。

はとちゃんは、パンを食べた後
満足して、ご機嫌が直りました。

「はとちゃんとたまごの人生」その6

昼食は外で食べていました。
ある日コンビニで総菜パンを
買ってきて部屋で食べ始めました。

「なに、なに、なに？」
やじうま、はとちゃんがやってきました。

私が食べ始めた、反対の端から
はとちゃんが、くちばしでたべはじめました。

よほどおいしかったのか、パンの
半分の表面を、みんな食べてしまいました。

2個目のパンも、同様に食べてしまいました。

「はとちゃん、おいしかった？」
はとちゃんは大満足です。

次回からは、パンを３個買ってきました。
はとちゃんは、1個まるまる食べてしまいました。

「はとちゃんとたまごの人生」その５

はとちゃんと、お正月の思い出は
「箱根駅伝」です。

はとちゃんは、私の肩に乗って
ふたりでテレビを見ています。
私も、まったく動きませんので
はとちゃんは安心しきっています。

長時間になりますので
はとちゃんは、少しあきてきます。

「あれっ、はとちゃんはどこに行ったのかな」
見ると、はとちゃんは窓枠で
日に当たりながら、ぐっすり寝ています。

「はとちゃん、ころげおちないかな」
と、思わせるほど、ぐっすり寝込んでしまいます。