はとちゃんの「巣づくり」

はとちゃんは、昨年１月から６月まで、
連続６回、たまごをうみました。

７月に、病気になって、それから
今日まで、たまごをうんでいません。

もう、８か月になります。
このまま、たまごをうまないかもしれません。

しかし、靴箱の上の隅で
ないている姿を見ていると
まだ、生むそうな気もします。

マンションでは、生ごみは、でません。
が、ごみ箱がわりに、ごみぶくろを
部屋の隅においています。

先週、はとちゃんが、そのごみぶくろ
を、引っ張り出して、真ん中に
おさまっていました。

ちょうど、巣の中に、はとちゃんが
いるようでした。

「はとちゃん、これは、巣作りなの？」
と、聞いてみたい気持ちになりました。

私の、手先に、あまえてきたり
する、姿を見ると、不思議ではありません。

「はとちゃん、もうすっかり
体は、もとにもどったから
たまごをうんでも、大丈夫だよ。」
と、はげましました。

はとちゃんの「あまがみ」

パソコンを操作してたら、
はとちゃんが、定位置である
玄関の靴箱の上の、壁際の
すみから、飛んできました。

マウスを操作していると、怒られるので
はとちゃんの前に、テーブルから
腕を少し上げて、さしのべました。

半々ぐらいで、、ひょいと
腕の上に、飛びのってきます。

今日も、とびのってくるかな
と、見ていました。

そうしたら、なんと、手先を
つんつんと、あまがみするように
つついてきました。

「はとちゃん、どうしたの？」
と、いいながら、見ていました。

しばらく続きました。
くすぐったい感じでした。

何か、気分が、とても良かったようです。

そのあと、マウスをさわろうとしたら、
はとちゃんに、おこられてしまいました。

「せっかく、気分よく、遊んでいたのに。
それに、マウスは、私の、おもちゃ
ですよ。」
と、いわれてしまいました。

「はとちゃん、ごめん、ごめん。」
あやまりながら、腕を差し伸べましたが
もう、あまがみは、してくれませんでした。

小学校のクラス会

先週末、小学校のクラス会がありました。

５０年以上の前の、ことなので
あまりよく思い出せません。

近況報告で、はとちゃんのことを話しました。

「７年前に、カラスに襲われている
はとを助けました。
翼が完全には戻りませんでした。

先生が、このまま放すと、また襲われます。
と、言われましたので
マンションで、一緒に暮らすことにしました。」

自分でも、そうでしたが、
皆さんも、想像できないようでした。

「鳥が、すきだったのですか？」
「はとは、人に、なつくのですか？｝

私は、答えました。
「いえいえ、ねこが好きで、家で飼っています。」
「子供の時からなので、とても、なついていますよ。」

まあ、普通ではないのは、確かです。

お酒を飲みながら、少しずつ、
小学生時代のことを、思い出したり
はとちゃんのことを助けた
時のことを、思い出していました。

とても良い、ひとときを
過ごすことができました。

靴箱の前で、私を呼ぶ、はとちゃん

はとちゃんは、靴箱の上から、
私をよく見ています。

隅のほうで、泣いているとき以外は、
ほぼ、私を見ているようです。

わたしが、パソコンをつかいながら、
時々、はとちゃんを見ると
すぐに、反応します。

靴箱の前のほうに出てきて、
私を呼びます。

何回か、無視をしてから
はとちゃんを見ると、
大きな声で、泣き出します。
「はやく、きてよ。」
と、言っているようです。

「はとちゃん、はい、はい、はい。」
と、いいながら、靴箱のところに
いくと、もう、大喜びします。

靴箱の上で、「ぐるっく、ぐるっく」
なきながら、何周もします。

「はとちゃん、はい、はい、はい。」
と、いいながら、手をかざしてあげると
ひらべったくなります。

頭や、体を、なぜてあげると
「くうく、くうく。」
いいながら、気持ちよさそうです。

しばらく、なぜていると
こちらの腰がいたくなってしまいます。

それまでは、いつも、なぜてあげています。