はとちゃんの思い出（１）最初の出会い

はとちゃんとの最初の出会いは
繁華街の交差点にある、ビルの
エントランスでした。

そこで、カラスに乗られて、襲われている
ところでした。

たくさんの人が、行き来してるのに
誰も助けてくれませんでした。

無我夢中で、駆け付けて、はとちゃんを
助けました。

脇の下を、食いちぎられて、血まみれでした。

近くのコンビニで空き箱をもらい
近くの動物病院に連れて行きました。

先生がすぐに、傷口を縫ってくれました。

「筋肉がやられているので、もう
飛べないかもしれません。今夜が
やまです。明日生きていたら、連れてきて
ください。」
といわれました。

「これからどうしたらいいんだろう」
絶望的な気持ちで、家に連れ帰りました。

はとちゃんが「天寿」をまっとうしました

はとちゃんは、何も食べれなくなり
14日に息を引き取りました。

「専門書に、はとを室内で飼った時は
寿命は10年から12年です。と書いてありました。

10歳になった時は、ほっとしました。
今年11月、12歳になった時は、大喜びしました。

「これで、後は余生として、1日1日
生きていければ」
と思っていました。

12月になって、がくって体力を
落としてしまいました。

「寿命って、こういうことなんだな」
と、日日思い知らされていました。

何らかの、病気があったかもしれませんが
「ろうすい」であったと思います。

「12年間、はとちゃん、よくがんばったよ」
と言って、おみおくりしました。

今は、小さな、骨壺に入って
デスクの上で、安らかに眠っています。

12年間も、マンションで、一緒に
暮らしましたので、これからしばらく
「はとちゃんの思い出」をかいていきたいと
思っています。
よろしくお願いいたします。

「はとちゃんが、大変なことになりました」

はとちゃんが、デスクの上に
飛びあがることができなくなりました。

今は、棚の下の部分に、はと部屋を
作っています。
部屋の中で、ぐったりしています。

時々、部屋の外に、出ようと
するのですが、そうすると、
大変なことになります。

つんのめって、まともに歩けないのです。

そこで、部屋の前にも、スペースを
作って、囲いを設けています。

必死に、食べたり、水を飲んだり
していますが、それもほんの少しです。

「はとちゃん、よくがんばったよ」
と、声掛けをしています。

「はとちゃんの低空飛行」

はとちゃんは、今週2回、玄関で
「お出迎え」してくれました。
また1回、なんと「お見送り」を
してくれました。

まだ、棚の上には、１回も
飛んでいきません。

これ以外は、食事や水以外は
椅子の背で寝ています。

食事を終えて、デスクの上に戻るときは
「よっこらしょ」という感じで
飛びあがります。

以前の、はとちゃんが飛行機
だとすると、今は、水上飛行機
のようです。

「お見送り」をしてくれたときも
あまりに低空飛行だったので
「おい、おい、おい、落ちないでくれよ」
という感じでした。