「外を眺める、はとちゃん」

窓を開けると、外から涼しい風が
入ってきます。

そうすると、早速、はとちゃんが
やってきます。

外の風が、気持ちいいのと
外の景色が、感じられるのが
いいようです。

「たまには、外で、飛び回りたいなあ。
と、思っているのかもしれません。

おとなしくしてるな、と思って
後ろを振り向くと、はとちゃんは
目をつぶって、窓の淵で、寝ています。

「気持ちよさそうだなあ。」
風に吹かれながら、寝ている
はとちゃんを見守っています。

「はやくも、はとちゃんのなつが」

まいにち、きせつはずれの、なつびが
つづいています。

はとちゃんも、なつもようが
はじまりました。

ひとつめは、ゆかにおいてある
せんめんきに、はいることです。

ひんやりしていて、きもちがいいようです。
えあこんをいれているので、ゆかのほうが
すずしいようです。

ふたつめは、「みずあび」を
したがることです。

「あれ、いないな？」と、せんめんじょを
のぞくと、はとちゃんは、ふちにとまって
みずをいれるのを、まっています。

しかし、これには、ぜったいに
おうじられません。

しげきをうけて、からだをつついて
ふぃふびょうを、さいはつしてしまうからです。

「はとちゃん、みずあびだけは、ぜったいに
だめだよ」

はとちゃんは、とても、ふまんそうです。

「すごごん」が、さらに変わりました

最近は、「すごごん」を毎日
してあげています。

もう、刺激を受けて、たまごを
うむ心配も、ないと思いますので。

頭をなぜてあげていると
以前は、頭を、手のひらに
「ごんごん」ぶつけてきたのですが。

今は、それにとどまりません。
首をのばして、手の甲まで
「ぐる、ぐる、ぐる」と
頭から首まで、すごい勢いで
おしつけてきます。

「はとちゃん、すごいね」
びっくりするほどです。

「もう、もう、全身が
ふるえてる感じです。」

これは、はとちゃんの、健康の
あかしだと思っていもす。

「すごごん」が、さらに変わりました

「本当に、お腹が大きくなりました」

はとちゃんの、お腹が本当に、大きくなりました。

たれさがって、はとちゃんの足に
のっています。

もう少しで、床につきそうです。

大きさも、日に日に、大きく
なっています。

でも、慣れっこに、なっていますので
健康は、いたって、いいようです。

お腹を、傷つけなければ
だいじょうぶのようなので
このまま乗り切るしかありません。

部屋の中なので、けがをすることも
ないでしょう。

「はとちゃん、このまま
長生きしていきましょう。」

心より、お祈りしています。

「ゴールデンウイークの、はとちゃん」

ゴールデンウイークに入り
ばたばたと、マンションを出入りしています。

そうしていると、どうも
はとちゃんの、ご機嫌がななめになっています。

「また、お出かけですか」
いつものように、おとなしく
玄関で、お見送りをしてくれません。

私の肩に乗って、動かなく
はりついてしまいます。

「はとちゃん、すぐ帰ってくるから」
と言っても、まったく動きません。

背をかがめて、むりやりおろすと
もうたいへんです。

「もう、まったく」
と、ばかりに、翼を
ばた、ばた、ばた、ものすごい
勢いで、フル回転です。

「はとちゃん、はとちゃん」
といっても、やめる気配がありません。

「やれ、やれ、やれ」です。