「大変なことの、遠因」

はとちゃんが、動かなくなり
大変なことになったことに
思い当たることがあります。

大病（皮膚病）をした後
はとちゃんは、しばらく、たまごを
うまなくなりました。

しばらくして、たまごをうもうとして
詰まらせてしまいました。
このときも、1日、まともに
動けなくなってしまいました。

「はとちゃんの体をなぜて
しげきしてしまったのかな？」
と、こうかいしてしまいました。

今回も、はとちゃんが、せがむので
1日、何回も、なぜてあげていました。

「そのことが、はとちゃんを
しげきしてしまったのかな？」
と、大変反省しています。

これからは、はとちゃんに、どんなに
せがまれても、
「体や、頭を、なぜることはしません。」
と、固く決意しました。

「はとちゃんが、大変なことになりました」

先週の土曜日のことです。
はとちゃんが、何も食べなくなり
動かなくなりました。

棚の上にあがり、いつものように
下を見下ろしているのではなく
隅のほうで、壁に寄りかかり
じっと動かなくなりました。

「このままでは、あぶないかもしれないな」
と思いながら、はとちゃんを見ていましたが
午前中は、回復のきざしがありませんでした。

午後になって、少し動き始め
食べ始めました。
しかし、いつもの、はとちゃんでは、ありません。

帰るときに
「はとちゃん、がんばってよ。
と声をかけましたが、元気がありませんでした。

「明日の朝、来るのが怖いな」
と、正直思いました。

翌日の日曜日の朝、
祈るような気持ちでドアーを開けました。

なんと、そこに、元気な
はとちゃんがいました。

「はとちゃん、よかったね」
心から感謝の気持ちがわきました。

「ぎったん、ばったんの、はとちゃん」

はとちゃんの、お腹は、ヘルニア
になって、まんまるくなっています。

はとちゃんが歩こうとすると、足が
お腹に、ひっかかってしまい
身体が、左右に、傾いて
「ぎったん、ばっこ」のように
なってしまいます。

最近、このように、なってしまいました。

少し心配ではありますが、
「お腹のせい」ということが
分かっていますので、受け入れるしか
ありません。

食欲もあり、他は変わっていませんので
大きな心配は、ありません。

「はとちゃん、お腹とも、うまく
つきあいながら、長生きしようね」

はとちゃんを、はげましています。

「台所のシンクの上で待っている、はとちゃん」

トイレの前には、台所があります。

私がトイレに行って、出てくると
必ず、はとちゃんが、台所の
シンクの上で、私を待っています。

ほんの短時間なのに、毎回そうです。
しかも、少し心配そうです。

「はとちゃん、だいじょうぶですよ」
わたしのことが心配なのです。

テレビを見ながら、うたたねをしていると
必ず、私を、起しに来ます。

私の頬を、つついて、おこすのです。

「ほんとうに、私を頼りにしてるのだな」
ということが、しみじみわかります。