はとちゃん、ラン（かけっこ）

巣のまわりを
ラン（かけっこ）
しようと、考えている
はとちゃん。

今年の3月から6月まで
4回連続で、たまごをうみました。

連続とは、3週間たまごをあたためて
巣離れをして、わずか1週間後に
たまごをうむことです。

そうすると、ちょうど1カ月かんかくで
たまごをうむことになります。

今回は、巣離れをしたのが7月17日でした。
さすがに、この真夏、たまごをうむ
気には、なれないようです。

うむときは、巣の中でなきはじめますから。

そのかわりに、始めたのが
「はとちゃん、ラン（かけっこ）」です。

巣の前に出て、私を呼んでいるので
いってみると、巣のまわりを回り始めました。

そこで「はとちゃん、ほい、ほい、ほい。」
と、声をかけてあげると、はとちゃんは
よろこんで、「くっく、くっく」
なきながら、すのまわりを、かけっこするように
まわりはじめました。

何しゅうかすると、ステンレスの流し台に
ぴょんと、飛び移ります。

そして、一呼吸置いてから、また
巣に、飛び戻ってきます。
そうして「くっく、くっく。」
なきながら、ランをくりかえします。

そのやり方が見事なので
「はとちゃん、ラン（かけっこ）」
と、名づけました。

暑さ対策をする、はとちゃん

ステンレスの
ながしだいにいる
はとちゃん。

7月17日の朝、マンションに来てみると
たまごがひとつ玄関に落ちていました。

おそらく、巣の中のタオルに
足の爪が、ひっかかって
それをはずそうとして、
タオルごと、飛びあがってしまい
たまごのひとつを落としたのだと思います。
まえにも、そのようなことがありましたから。

でもこの日は、ちょうど、巣離れの日でもありました。
このようなことがなければ、あと1日か2日ぐらい
たまごをあたためていたかもしれません。

ちょうどこの日から、つゆがあけて
猛暑が始まりました。

はとちゃんもあついらしくて
たてつづけに水浴びをしました。

水風呂よろしく、気持ちよさそうに
目を閉じて、しばらくつかっていました。

ふだんですと、巣離れをしたあとは
私に甘えて、肩の上に、とまっている
ことが、おおいのですが。

今回は、それもそそくさに
ステンレスの流し台に
飛んで行ってしまいます。

ステンレスは、ひんやりとして
気持ちがいいようです。
その気持ちは、とてもよくわかります。

これだけの、猛暑ですから。

ただひたすら、ひんやりした
ステンレスの上に、おなかをつけて
寝ています。

食事時以外は、そのようにしていますので
はとちゃんの暑さ対策だと思います。

やせた、はとちゃん

ほねやすみに
棚の上に来た
はとちゃん。

はとちゃんは、毎日
ほとんどの時間を、巣で
たまごをあたためています。

しかし、同じ格好をしているので
つかれるようです。

食事を兼ねて、たなのうえで
骨休めをします。

このすがたを、見上げながら見て
すこし、びっくりしました。
「ええっ、こんなにやせていたの？」
と、思いました。

はとちゃんは、もともとすこし
やせています。

それは、えさのなかで、とうもろこしを
まったく食べないからだと思います。

ふつう、はとは、喜んで、とうもろこしを
食べます。
しかし、はとちゃんはこどものころから
今に至るまで、いっさいたべません。

こどものころは、とうもろこしが
おおきくて、食べにくかったんだろうと
思いました。

そのまま、おとなになっても、たべずぎらいになったようです。

しかし、いまのはとちゃんは、
少しやせすぎのように思います。

やはり、たてつづけに、たまごを
うんでいるのが、ひびいている
のかもしれません。

いまさら、とうもろこしは、食べませんので
ほかの、麦などをたくさんあげています。

夏は、はとにとっても厳しい、季節
ですので、はとちゃんも、夏バテをしないで
がんばってもらいたいと願っています。

がんばる、はとちゃん

すをまもりながら
がんばる
はとちゃん。

夏場を迎えて、はとちゃんの
体温があがってきました。

私の首筋に、あたる、はとちゃんの
あしがあついです。

こんな中で、たまごをあたためる
のは、大変だろうと思います。

水浴びも、1週間に1度しています。
しかし、いつもはゆっくり
水につかっているのに、
「ばしゃ、ばしゃ、ばしゃ。」
と、2，3度、水浴びをして
さっさとあがってきます。

テーブルの上に飛んできて
羽を震わせて、みずをきると
巣に戻っていきます。

普段は、温泉につかるようにして
ゆっくり、水浴びをします。
それから、テーブルの上の
パソコンの上で、しばらく
休みます。

それほど、たまごが心配なのだと
思います。

私がマンションのかぎを開けるときには
「かちゃ、かちゃ。」
としただけで、警戒態勢に
はいるようです。

警戒の仕方は、半々です。
たまごをしっかり、おなかの下に
抱え込む時と

巣の外に出て、私の関心を
たまごから、はなそうとすることです。

私だということが分かると、奥の部屋の
たなのうえに、飛んでいきます。

わたしが、部屋に入ると
すぐに巣に戻っていきます。

いつもながらの奮闘ぶりですけど
夏場なので、よけいに
大変だろうと思っています。