「これがマウスだよ」
と、はとちゃんの目の前で見せました。
「ふーん、これがマウスなの?
動かないじゃないの?」
全くマウスに興味がありません。
そこで、マウスを操作し始めました。
「うん?マウスが動いてるぞ。」
はとちゃんは、じっと
私の手の動きを見ています。
しばらくしても、はとちゃんは
近づいてきません。
私は安心して、マウスを操作していました。
そのときです。
「あいてててて」
はとちゃんに、手の甲を
くちばしではさまれてしまいました。
はとちゃんは、マウスを操作する
私の手をじっと見ています。
「なんだ、なんだ、なんだ」
と、思っているようです。
しばらく見ていました。
そのあとです、おもむろに
デスクの上に降りてきました。
すぐには、近づいてきません。
けいかいをしているのです。
「はとちゃん、これがマウスだよ」
はとちゃんにマウスを見せても
興味を示しません。
はとちゃんは、マウスを操作する
私の手に興味を持っているのです。
はとちゃんは、エネルギーが
きれたように、肩の上で
寝てしまいました。
はとちゃんが寝ると、不思議と
重く感じます。
はとちゃんが寝ているので
パソコンを操作し始めました。
しばらくすると、眼を覚まして
手の中にある、マウスを見ています。
「なにか動くものがあるな」
はとちゃんは、がぜん、興味を
持ち始めました。
はとちゃんは、デスクの上で
私に甘えるばかりです。
朝の「甘えん坊タイム」には
他のことはなにもできません。
はとちゃんとの、鬼ごっこです。
しばらくこれが続きます。
「いつまでつづくのかな?」
と、思っていたら
はとちゃんが、とつぜん
かたのうえにのってきて
休んでしまいました。