「今年最後の、ごあいさつ」

今年も、はやいもので、明日で
おおみそかになります。

はとちゃんは、寒くなった、この頃
私の隣に来て、エアコンに
よく、あたっています。

特に、朝１番に、寒い部屋に
エアコンを入れた時です。

「はとは、どちらかというと
夏が、にがてです。」
と、先生に、いわれていました。

夏は、一晩中、エアコンを
いれています。

冬は、夜、エアコンを
切っています。

やはり、寒波が来ると
はとちゃんは、夜
「さむい」と、思っているのでは
ないでしょうか？

昨年は、夏に、大病をしましたけれど
今年は、健康に、１年、過ごすことができました。

「来年も、よろしくお願いします。」
「今年も、本当に、ありがとうございました。」

[はとちゃんとのアイコンタクト」

サッカーで１番大切なことは
「アイコンタクト」と、いわれています。

私も学生の頃、サッカーをしていました。

試合では、常に４，５人は、見ていましたし
視野には、入っていました。

１０メートル、２０メートル、離れていても
仲間の選手の目は、見えていました。

毎日、練習していたので、どうしたらいいのか
こうやってくるだろうということは、
分かりました。

はとちゃんは、５メートル、離れていても
私が、ちょっと見ただけで、わかります。

これが、「アイコンタクト」だと思います。

はとちゃんは、いつも、私を見ているか
私が、視野に入っているか
の、どちらかです。

毎日毎日、一緒に暮らしているので
私の、気持ちが、手に取るように
わかるようです。

はとちゃんの願いは、
「もっと、私に対しての、アイコンタクト
を、みがいてほしい。」
と、いうもののようです。

[はとちゃんマッサージ」

はとちゃんは、マッサージをしてもらうのが
大好きです。

靴箱の上で、前に出てきて
私のほうを見ながら、
「ぐうぐ、ぐうぐ、ぐうぐ。」
なきながら、呼び続けます。

「わかった、わかった。」
と、いいながら、はとちゃんの
ところにいくと、大喜びです。

「ぐるっく、ぐるっく、ぐるっく。」
のどをふくらませながら、
靴箱の上を、何周も歩き回ります。

体をなぜてあげると、ひらぺったく
なって、気持ちよさそうに、
ねてしまいます。

手がつかれるまで、なぜてあげます。
「くうく、くうく。」
いいながら、目をつぶってしまいます。

手がふさがっていて、いけないときは
「どうしてきてくれないの？」
とばかりに、私を呼びに来ます。

はとちゃんは、私の肩に乗って
待っています。

しばらくしてから、
「さあ、いくぞ。」
と、靴箱に、むかうと
はとちゃんは、大喜びで
さきに、飛んでいきます。

[冬の水浴び」

はとちゃんは、水浴びが好きです。
夏は週に１回
冬でも月に１回程度します。

したくなると、洗面所の
ふちにとまって、私が行くのを、待っています。

夏などは、「ぐうぐ、ぐうぐ。」
呼ぶこともあります。

夏は、しばらく水につかっていますが
冬は、比較的、はやく、出てきます。

床に、レジ袋で、クッションを
作っていますので、そのうえで
しばらく、やすんでいます。

しかし、冬になると、床が
さむいのか、テーブルのうえで
やすんでいます。

この間は、私に、よってきて
乗りたそうにしましたので

おなかの前で、手を組んであげると
「ひょっい」と、乗ってきました。

しばらく、手の中で、
やすんでいきました。

「８年前の悪夢」

はとちゃんは、８年前の１２月１６日に
カラスに、おそわれました。

私は、近くで、ヨガをならっていました。
その帰り道、ビルのエントランス
の、前で、はとちゃんは、おそわれていました。

大きなカラスに、上から、乗っかられて
押さえつけられていました。

私は、「これは、あぶない。助けなくちゃ。」
と思い、かけつけました。

カラスは、私に気づき、逃げていきました。

はとちゃんは、翼を、ひっくりかえされた
状態で、ぐったりしていました。

私が、通りかからなかったら、
最後の一撃が加えられていたと思います。

はとちゃんを、治療してもらった
先生によれば、「わきのしたの
大けが以外にも、深い刺し傷が
ありました。それは、治療することが
出来ないので、心配でした。」
との、ことでした。

はとちゃんは、生死の境で
懸命に、生き延びたのだと、思っています。

この８年、私も、大変でしたが
はとちゃんが、こうして元気でいる
を、見ていると
「偶然では、あったけれど、
必然の、出会いであったかもしれない。」
と、思っています。